赤塚高仁ブログ

美しき十代からの手紙

2018.10.19

 高知県土佐市の十代、
K・Tさんからのお便りです。

 「赤塚高仁先生へ

 赤塚先生、初めまして。
K・Tと申します。
先日DVDを観せていただき、
とても感動しましたのでお手紙を出させていただきました。
 このDVDは、私にとって、
とても衝撃的で、驚きの内容でした。
伏線に伏線が重ねられた推理小説の結末を一気に見てしまったかのような、
NASAの極秘情報をうっかり知ってしまったような、
そんな気持ちになりました。

 何よりも、
何も知らずに今までの人生をのうのうと歩んできた無知な自分が、
一気に恥ずかしくなりました。
気づいたらいつの間にか正座になって観ていました。
最後の方になると、
本当に涙が止まりませんでした。
決して冗談ではなく、
あまりにも泣き過ぎて、脱水症状になるのではないかと思ったほどです。
それくらい、
このDVDの内容には私の胸を打つものがありました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 今までにも、偉大な祖先の方々がたくさんいるという話は聞いていました。
日本人としての誇りを忘れずに、その生涯を全うしたという話はよく聞きました。
しかし、
「戦争」という冷たい響きが怖くて、
なかなか馴染むことができませんでした。
けれど、
赤塚先生の話を聞いて、そんな気持ちは吹き飛びました。
正直言うと、
今でも戦争は良くないし、怖いと思います。
でも、戦ってくださった方々の平和に対する思いは強く、
世の中を平和にする器の持ち主だったということを知り、
胸が締め付けられるような思いになりました。

 私は、今まで教科書から何を学んでいたのだろうか、
と、思いました。
教科書は私に表面的なことしか教えてくれず、
御先祖様を敬うことを許しませんでした。
そうとしか思えません。
なぜなら、
教科書は祖先の方々の心の声までは伝えてくれませんから。
日本の平和を祈って亡くなってゆかれた御先祖さまが、
教科書に埋没した私を見てどう思われるのかを考えただけで胸が痛むのです。
だけど、
今なら胸を張って言えます。
『私たちの祖先は偉大であった』と。
そして、
自分の無知を反省し、御先祖様方には謝罪と感謝を申し上げたいと思います。

 私たちの祖先を、私は誇りに思います。
私は日本に生まれて本当に、本当に幸せだと思います。

 また、天皇陛下のお話でも涙が止まりませんでした。
この話を聞いた翌日の授業の内容が全く頭に入ってきませんでした。
私は、「生きている」のではなく
「生かされている」のだと思うと、
教室の風景がいつもと違って見えました。
また、
この教室でいったいどれだけの人が真実を知っているのだろうかと思うと、
まばゆい光の中で、ぽつんと置き去りにされたような悲しい気持ちになりました。
けれど、
淋しい気持ちはありません。

 私の中には赤塚先生が灯してくださった確かな炎がありますから。

機会とご縁を得て、今度は私がこの火を誰かに移してあげたいです。

最後に赤塚先生、本当にありがとうございました。
10代のときに、このDVDと出会えた自分は本当に幸せ者だと思います。
この感覚を大事にしてこれからの人生を歩んでいきたいと思っています。

 また、陰ながら応援させていただきたいと思っています。
これからも頑張ってください。

 長文、稚拙な文章失礼致しました。
 
 平成30年10月10日 K・Tより 」

素敵な花の絵が添えられていました。
カサブランカの絵です。
「花言葉は『高貴』『威厳』『雄大な愛』などがあるそうです」
と、書いてくれました。

 ありがとうございます。
こんな美しき十代がいる日本は、きっと大丈夫。
本を書いて、講演して、
やまとこころのキャンドルサービスやり続けてきて本当によかったです。

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