赤塚高仁ブログ

呉まで行ってクレ

2018.03.18

広島のフジハラレディースクリニックでの、
建国記念日恒例の「あ・い・つ・の会」で出会ったのが始まりでした。
何年も経ったような気がします。

初めて出会ったのに、
「はじめまして」ではなく、
「やっと会えたね」と挨拶したくなる人があります。
そんな人でした、
久村寿美さんは。

呉に住んでいる彼女は、
胎内記憶の池川明先生の話を聞きにきたのでした。
でも、
オマケでついてた赤塚の話に衝撃を受けた、
と、言って、
以来仲間を連れて伊勢に来てくれたり、
イスラエルに、
アウシュビッツにと共に旅する友となりました。

呉でも講演会を何度も開催してくれました。
元海上自衛隊にいた寿美さんです、
人脈も尋常ではなく、
前回の呉講演会では、最前列に現役の幕僚長が座っておられました。

さて、
今回の呉訪問は、私の講演会ではなく、
我良き友、作曲家、シンセサイザー奏者の
矢吹紫帆さんのコンサートなのです。
本来なら、ご主人の矢中鷹光さんが運転して、
機材の搬入など行なうのですが、
脳梗塞で倒れ、現在病院でリハビリ中。
ならば、
私が運転していこうか、と
買って出たのでありましま。

津を出たのは、朝の9時。
機材を積んだワゴン車はスピードが出ません。
土曜日であちこち渋滞しています。

広島を出て、呉に向かう道路に入ったとき、
9時間が経過していました。

なんと!
そこで突然!!
車のエンジンがストップしてしまいました!!

料金所を出てすぐでした。
なんとか路肩に止めることができ、
安全が確保されたのは奇跡でしょう。
もしも、
高速走行中だったら、
後続車に追突されて、
今頃ニュースで報道されていたかも知れません。

それから救援を要請するわ、
修理工場にレッカー移動するわ、
寿美さんと仲間に迎えにきてもらうわ、
機材を積み替えるわ、
結局、
イスラエルに行くくらいの時間かかりました。

さすがにヘトヘトです。
でも、懇親会を準備して待っててくれた仲間の笑顔に、疲れも一気に吹っ飛びました。

自衛隊を退官したあと、
飛行機の整備から、
人の体の整体師となった寿美さんが、
かねてからの夢を叶えた
「焼き鳥屋さん」

「今度はここで、
美味しい食事、楽しい酒、
そして
嬉しい対話で心の整体師になる!」

と、笑う寿美さんです。
肝っ玉母さんです。
強力のリーダーです。

一夜明けて、窓の外には呉の街並み。
この世界の片隅で、
世界最幸のコンサートが開催されます。

とりあえず、死ななくてよかったー

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