赤塚高仁ブログ

将来の不安

2018.08.09

 「家を買う」

 1500万円の家でも、
1億円の家でも、
本人にとっては、一生で一番高い買い物に違いありません。
どなたにとっても
人生で一番高価な買い物です。

 8月8日 
赤塚建設創立60周年
パンパカパーン!であります。
父が30年、
私が社長になって30年。

 何百という家を建てさせていただいてきましたが、
いつも、どの人も、人生で一番高い買い物を
私どもからしてくださったのでした。

 テレビで有名な俳優が登場する立派な宣伝をし、
ハウジングセンターに誰も住まない立派な展示場を作り、
これでもか!と、素晴らしいパンフレットをバラまき、
さわやかで熱心な営業マンが契約をとる大手ハウスメーカーと全然違う、
吹けば飛ぶような工務店が、
60年生かされてきたことに感謝します。

 でも、私は思っています。
家を契約するのが仕事ではなく、
引き渡してから、その空間で幸せになっていただくお手伝いをするのが、
私の仕事なのだと。

だから、
同じものを売っているのではないと、
思っています。

こだわりはそれほどありませんが、
身体によくないものは使いません。
長持ちしない工業化製品は使いません。
だから、
合板は使いません
カラーフロアーは使いません
ビニルクロスは使いません
グラスウール断熱材は使いません
サイディングは使いません
IHヒーターは使いません
カラーベストは使いません
でも
無垢材を使います
漆喰を使います
紙の繊維の断熱材を使います
メンテナンスフリーの塗り壁を使います
ラジエントヒーターを使います
陶器瓦を使います
そして、
生体エネルギーを使います
ホルミシスを使います
究極の光冷暖を使います

 60年かかりましたが、赤塚建設の
「住めば住むほど元気になる家」です。

ところで、
プランニングのときに、
「将来介護が必要になったら・・・」
「車いすでも移動できる家にして・・・」
「老後の不安があるから少しでも安く・・・」

将来の不安に焦点を合わせる方と
夢をカタチにするため、わくわくして喜ばれる方があります。

 未来の不安を数え上げる人の共通点は、
「今を喜んでいない」ということでしょうか。
マイナスと欠点探しでエネルギーを使い果たし、
いまここにある喜びを数え上げることが手薄になっています。
だから、
何を話しても
「じゃあ、それはどうなんですか?」
「保証はあるんですか?」
「絶対大丈夫ですか?」
と、
不満波動が返ってきます。
説明しても、
「カタログとか、いいことしか書いてないから」
と、感動がありません。
挙げ句の果てに、
老後寝たきりになったらどうしようか、
などと
驚くべきことを口から出されます。

「明日死んでしまうかも知れないのですよ!」
と、言いたい気持ちをこらえて聞いているのも、なかなかの修行ですね。

いま、
こんなお客様が来てくださっています。
その方は
火事で家が全焼してすべてを失ってしまいました。
大きな家でした。
住むところがなく、
5人家族ばらばらに暮らしています。
親戚の家にいたり、
農機具小屋に寝泊まりしたり・・・
ところが、
こんなメールをくださいました。

「究極の断捨離ができたから、
ここから本当の生まれ変わりです。

赤塚さま

良きご縁に感謝します。
よろしくお願いします。

子ども達も大人となり、家の事にしっかり意見を言う場面を見ていると、家族が一つになっていく気がします。

火事で多くの財産を失いましたが、
人の温かさや感謝の念、家族の絆、
赤塚さんとのご縁など、気づく事得ることが多くあり、赤塚不二夫さんじゃないけれど「これでいいのだ〜」と言う心境です。ありがとうございます。

  赤塚さん、最高の家を作ってください。」

打ち合わせの時に、家族全員が集合してわが社に来てくださいます。
みんなが自分の夢を持ちより、夢を語り、将来の希望を紡いで、わいわいいいながら、
喜んで話を聞いてくださいます。

いいことを探そう、
喜びを見つけよう、
そう考えるときに生きるエネルギーは湧き上がる。
命が燃える。

未来の不安に縛られるより、
まだ見ぬ新しい自分が、
多くの人と喜びを分かち合い、
人生を創造してゆく。
誰にも出来ない自分を生きる。
そんなエネルギーが立ち上がってくる家。
「住めば住むほど元気になる家」は、
エネルギーのチャージできる磁場です。

着工が楽しみでなりません。

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