赤塚高仁ブログ

父の命日

2018.06.08

6月7日 父の12回目の命日でした。
家族で墓参りして、
高田本山で念仏を唱えてきました。

高田本山、国宝になったのですね、
浄土真宗高田派の総本山、立派なものです。
私も浄土真宗高田派の信徒で、
神道と聖書を説いてます。
宗教戦争のない日本に生まれて良かった。

父が検診で胃にガンが見つかり、
あちこちに転移しているから手術は不可能、
末期であと2ヶ月と医者に告げられたときは、
ショックでした。
励ます言葉もなく、
途方に暮れたときに思いつきました。
「1/4の奇跡」の映画が出来たばかりでしたから、
津で上映会をやろう!と。
山元加津子さんも来てもらおう!と。

一年先まで講演が決まっているかっこちゃんに電話して、無理おねがいしました。
大きな会場抑えました。
父の目の前にポスター貼って、
映画がいかに面白いか、話して聞かせました。
私も出てると言うと、楽しみやと言ってくれました。

医者が期限を切った余命のひと月先に設定された映画会と講演会。
私も走り回って集客しました。

真面目な父は、医者の言う通りに2ヶ月で逝ってしまいました。
講演会と映画会は中止にできませんから、
父が天に還ったひと月後の7月7日に開催しました。

会場の真ん中に父の遺影を飾って、
満席の会場で主催の挨拶したのです。
父にプレゼントしたいと思い、企だてた会。
集まってくださった皆さんの顔を見て、
ああ、
これは父が私にプレゼントしてくれたのだなぁ、と
思ったのでした。

「お金で財産残しておくとロクなことない。
大事なのは人財産や」

今度生まれてくるときも、
あなたの子どもになりたいです。
父さんありがとう。

今日も生かしていただいてありがとうございます。

PAGE TOP