赤塚高仁ブログ

私が変わります

2018.04.03

木々に緑が芽吹いています。
いちばん素敵な季節がやってきました。

でも、
長いこと、
この「木の芽どき」が苦手でした。
28歳のときウツ病を患い、
精神病院に入院してから42歳まで、
ずっと抗うつ剤、精神安定剤、睡眠薬を飲み続け、
とりわけ、
「木の芽どき」は気が狂うのでないかと、
怯えて過ごしました。

42歳でシリアのダマスコで、
パウロの声を聞くという霊的体験をしたのですが、
その日から一粒の精神安定剤も飲まなくなりました。

奇跡です。

でも、
思うに、
自分のことを考えるのやめて、
誰かに喜ばれようと意識が転換したのだと思います。

苦しみとは、「私について」考えていることです。
だから、
苦しみから抜け出す方法はただひとつ。
他者を喜ばせることです。
自分に何ができるかを考え、それを実行すればいい。
 
叱られたり、ほめられたりして育った私は、
叱られたり、ほめられたりしないと行動しなくなっていました。
そして、
評価してくれない相手を、敵だと思うようになっていたのです。
 
健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わります。

不健全な人は、相手を操作し、変えようとするのです。

ダメだ
ダメだ
と言われ続けて、
心が傷つき、折れました。
きっと
誰もみな そうでしょう。
でも、
折れたところから枝が伸びて、
やがて幹となり、
花が咲く。
 
「暗い」のではなく「優しい」のです。
「のろま」ではなく「ていねい」なのです。
「失敗ばかり」ではなく「たくさんのチャレンジをしている」のです。
 
子供にとっては 家族が世界のすべてです。
親は神でした。
親に愛されなければ 死ぬしかないのです。
自殺する子どもは、
「お母さん助けて!」と
言えなかった。

だから子供たちは 全力で親に愛されようとします。
そのときとった命がけの戦略がそのまま性格形成につながっていくのでしょう。

子供は感情でしか大人を支配できないから、泣きわめきます。
大人になってからも感情を使って人を動かそうとするのは、子どもです。
 
どうしたらみんなを喜ばすことが出来るかを、
毎秒考えよう。
そうすれば憂鬱な気持など吹き飛んでしまいます。
反対に自分のことばかり考えていたら、どんどん不幸になってしまいます。
 
「世話好きな人」は、単に優しい人なのではないのです。
相手を自分に依存させ、自分が重要な人物であることを実感したいのです。
だから、
思い通りにならないとき、
「恩知らず!」と怒ります。

依存しない、
依存させないことがとても大切です。

「手のひらは
もらうためより、
あげるため」

だから、
これでいいのだ!
 

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