赤塚高仁ブログ

らくごカフェ

2019.02.26

さてと、
東京五泊を終えて三重に帰ろうと支度していると、

「赤塚さんまだ東京にいますか?」
クロフネのウォーリーからの電話でした。

「そろそろ帰ろうと思ってるよ」

「今日YouTubeの収録中村文昭と一緒にしてくれませんか?」

おや、頼みましたね?・・・
「頼まれ事は、試されごと」
これが中村文昭さんと付き合う鉄則であり、
人生を成功させる大原則だと私は学びましたので、

「はいよろこんで」
と収録会場に向かいました。

中村文昭さんのYouTubeを見ている人は何万人という規模でしょう。
1時間半から 2時間、文昭さんと2人で対談してそれが編集されて流れていく。

喜んで話しましたし、
さすがに喋りの天才文昭さんです。
話し上手は聞き上手。
本当に素敵な対談で嬉しく楽しかったです。

さぁこれで津に帰ろうと思っていると、
ウォーリーが、
「赤塚さんこの後時間大丈夫ですか?」

おや?
そうきましたね?

「はい大丈夫です」

すると、「これから武道館に一緒にいきましょう」
そして向かっていた武道館で、
驚くべきイベントが行われていたわけです。

それは落語カフェ。

さだまさしさんが曲を歌い、
大勢の落語さん達が登場する一大イベントでした。

立川談春さんそして志の輔さん。
まずチケットが取れないお二人の落語。
10,000人のお客さんの目の前に、
座布団の上に座った1人の演じ手が、
話をするだけです。
この言葉の力、
体の動き表情生み出す空気によって、
観客は時空を超えていきます。
江戸時代にタイムスリップします。

思わず涙ぐんで隣をちらっと覗くと、
中村文昭はポロポロ涙を流しています。
演目が終わるとさだまさしさんが1曲1人でギターの弾き語り。
それがまた胸の奥の奥の奥まで染み渡ります。
曲でも泣かされます。
公演が終わったのは予定を大幅に過ぎた9時45分。
もう三重に帰れません。
6泊目はウォーリーがホテルをとってくれました。
文昭さん達と品川の駅前の焼鳥屋で飲み、
食べ、そして語り合いました。

言葉を使って伝えていく世界の奥の深さと、
そして言葉の力の凄さを改めてしみじみと噛み締めました。

神様からの贈り物です。
ありがとうございます。

ではこれから戻ります。
けれどもすぐに熊野に移動して、
今日はレコーディングです。

そして明日からまた宮崎講演です。

命を使わせていただいてありがとうございます。
わたしはしあわせです。

PAGE TOP