赤塚高仁ブログ

クレーム0、驚異の洗濯屋 澤さん

2013.08.10

 真夏、38度はあろうかという津の駅に、澤さんはスーツ姿でやってきた。

三重ふるさと新聞の西田久光さんが書いた芝居の上演があって、そのために和歌山から来てくださったのでした。

 

 澤さんとの出会いは、ワシが29歳のとき IATという問題解決手法の勉強会に出たとき、そこで紹介していただいたのだと覚えています。

和歌山市のクリーンサワという、クリーニング屋さんの社長です。

いまから25年前のことでした、 たしか、桑名のながしま荘、一泊二日の研修会でした。

 

 澤さんは、食事の度に記録をとり、小便・大便も記録にとり、徹底的な健康管理をされています。

食べるものについても、とにかく研究されていて、健康について本当に気を配っておられます。

「自分の体調不十分で、お客様や従業員に迷惑をかけることはできないから」と、微笑む澤さんです。

 

 クリーニングの業界では、知らぬ人のないほどの有名人なのですが、年間通して「クレーム0」を達成した奇跡のクリーニング店としてPHPからビデオが発売されているほどです。

澤さんの、クリーンサワで落ちないシミは、世界中どこの誰でも落ちないとまで言われ、全国から困難な汚れの衣服が澤さんのところに送られてきます。

また、本当に大切なものは澤さんのところで洗ってもらいたいと、これまた全国から宅配便で送られてきます。

 

 澤さんとこのクリーニング店の受付のお嬢さんもすごい。

常連さんの車の音、バイクの音、自転車の音を聞き分け、 そのお客様が店の扉を開けた時には、仕上がった洗濯ものがお持ち帰りの準備完了されていたりします。

サービスという商品のレベルが、尋常ではありません。

 

 こんな几帳面で、研究熱心で、商売の鬼のような澤さんと、ズボラでなまけもののワシが、よく25年間も付き合ってもらえているものです。

縁とは異なもの、不思議なものです。 相性というべきでしょうか。

澤さんとは、何度も旅をしましたね。

イスラエルにも何度も一緒に行きました。

糸川博士が亡くなった年も、同行してくださり、ネゲブ砂漠に遺骨を埋めて祈りました。

 

澤さんは今、糸川先生の教えを実践し、前例のない「環境汚染をしないドライクリーニング機」を発明し特許をとって世界中に広めておられます。

和歌山のクリーンサワにご注目あれ!

 

ところで、いま澤さん76歳、・・・ということは、出会ったとき澤さん51歳

ワシ、あのときの澤さんの歳を超えてしまっているのね。  いや、まぢで いろんな思いが胸に湧き上がって参ります。  

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