赤塚高仁ブログ

モーセ終焉の地で

2016.09.22

「モーセはネボ山で死んだ」

100万人以上のイスラエルの民を、40年率いて、
ついに約束の地が見下ろせるネボ山に着いたモーセ。
いよいよ明日はその場所、エリコに入れる。
そのとき神はモーセに
「モーセよ、お前は入ってはならない。
指の先も触れてはならない」
あまりに非情な神の声。
旧約聖書の神はなんと酷いのか!
と、思った29歳の夏でした。
 我が師、糸川英夫の自宅で初めて聞いた聖書講義。
それが、
「モーセに学ぶリーダーの退き際」
ネボ山に立ち、モーセが見下ろしたであろうエリコ
行きたかったであろう約束の地。
 参加者全員で望郷の念を慰める祈りを込めて
「ふるさと」斉唱。
知らず知らず、メンバーの目から涙がこぼれる。
思いがけず、旅の直前に予定変更して訪ねることになったヨルダン。
これも必要、必然、
そして最善の道だったように思えます。
   ヨルダン側の死海は静か。
浮かびながら朝日を拝み、旅はクライマックスに向かいます。
エルサレムへと登ります。
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