赤塚高仁ブログ

宇宙図書館

2017.08.05

ユーミンのツアーに行ってきました。

え? スナフキンやノンノンって?
それは違います。
ニョロニョロもいません。
それはムーミンです。

日本人なら誰でも知っている。
ユーミンで通じます。
松任谷由実という人が、ユーミンだと誰もがみんな知っているのです。
これはすごいことだと思うのです。

初めて聞いた「ひこうき雲」は、ミスリムというアルバムに入っていたのでしょうか。
私が高校生でした。
荒井由実という名前でした。
とてもよく聞きましたから、曲を聴くだけで、あの頃の景色がよみがえってきます。
音楽は時空を超える力があります。

 東京生活時代、明治大学でサウンドシティという音楽サークルに所属し、
渡辺プロダクションに出入りしながら、イベント会社・総合企画でバイトして、
いろんなコンサート手伝いしてました。
準備を手伝ったり、入口でチケット切ったり、ときには警備員したり・・・
そのころ、ユーミンのコンサートが中野サンプラザであり、
手伝いしつつ、客席の片隅で観ていました。

「サーフ&スノー」というユーミン10枚目のアルバム発売に合わせたコンサートでした。
1980年のことでしたから、いまから37年前のことです。
そうか、
ユーミンのコンサート、37年ぶりなのです。
ユーミンは、私の5歳年上ですから・・・63歳。
なんと、そんなに時間は流れたのか・・・

 2時間、めくるめく光と音のショウ。
ひこうき雲、ルージュの伝言・・・なつかしいあの頃の歌から、
最新の宇宙図書館まで。
ユーミンというひとつの現象。
37年前と少しも変わらない美しいプロポーション。
女神さまオーラ。
神々しいほどです。
その存在に胸が熱くなりました。

 私が21歳、ユーミン26歳、
中野サンプラザの楽屋の近くですれ違ったとき、
すっぴんで、誰かわからなかったけど、
ステージで光り輝くユーミンのオーラに度肝を抜かれたことをありありと覚えています。
人はこんなにも輝けるのか・・・
あのとき一緒に撮ってもらった写真はどこにいったのでしょう。

あれから37年。
今旬の最高のミュージシャンの演奏、最新の演出、音響、照明、
時の流れを味わいながら、心底感動しました。
畏怖の念を覚えました。

 松任谷由実、ユーミン
神様が与えてくれた才能を、磨き続けて、多くの人を喜ばせる地上天使。
そのエネルギーに触れるとき、人は自分の中に眠る「何か」にきづくのでしょうか。

神様に選ばれたのは、ほかでもない自分自身であることを想い出すのでしょう。
この世に生まれるとき、誰もが
「聖やる約束」をしてきます。
その約束を果たすために、肉体と時間を与えられます。

 肉体という舟にのって、私たちの本体である「みたま」は旅を続けます。
それぞれがなすべきことを果たすため。

 家を建てることかもしれません
 
 本を書くことかもしれません

 にこにことお料理をして、お皿を洗うことかもしれません

 田んぼの草を抜くことかもしれません

きっと誰もが、いまいる場所で最高に喜ぶために生かされています。
その命を誰かのために使わせてもらうために生きています。

 忙しく過ごす日々の暮らしの中で、ふと心を静かにして、内なる呼びかけに耳を澄ませてみましょう。
情報という名のノイズの中で、見失いそうになっていた、
自分だけの「聖なる約束」を取り戻しましょう。

 それは、世界中の人が集まっても代わってもらうことのできない、私だけのもの。

宇宙図書館の文字たちが、私にそう教えてくれました。

さて、今日は名古屋で
明日は広島県呉で講演会です。

 私が願うことではなく、私に願われていることを果たさせてくださいと神様に祈ります。
原爆の日に広島で話すことができたらいいと、願っていたのを神様が聞き届けてくださったのか、
神様がそう願っていてくださったのか、神のみぞ知る・・・ですね。

 

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