赤塚高仁ブログ

寄り添う

2019.09.06

父が死んだとき
なかなか現実が受け入れられなかった

人が死ぬのは知っていたけど、
自分の親は死なないと思っていた

あれこれと
やらねばならないことがあり、
気持ちは急くのに、
アタマが働かない

通夜は何時からだったろうか

そんなとき一人の友が来てくれた
「赤塚さん大丈夫ですか」

ただそばにいる

お悔やみも、
励ます言葉も、
なんにも言わず
ただそばにいる

救われた

父の13回忌を迎えたけれど、
あの日のことは忘れたことがない。

ただそばに寄り添える
そんな
強さが欲しい

その友とサシで飲んだ
歌を歌った

なんだか
生きていることが懐かしくなって
胸があつくなった
そして、
なんにも言わなくても
そんな気持ちが伝わる

人が生きるということは
そんな時間を味わうことなのかもしれない

生きてて良かった。

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