赤塚高仁ブログ

心 静かに

2017.01.23
電車のなかで、とても「静かな」幼児を見ました。
親の強制では無く、外の景色を見ながらとても自然な感じで、
景色を楽しんでいる風でした。
その姿が美しくて、心に残りました。
果たして、今のこの幼児の心境に敵う大人がいるのだろうか?と。
みんな大人に成るにつれて、
「心の静けさ」
を失くしてゆきます。
たとえ黙って座っていても、その心は色んな物事を考え・心配し・心が動いているのが分かります。
大人に成るにつれ、来月の支払いや、対人関係や、仕事のノルマや、家族への心配が、心の中を絶えず動いています。
表面では物静かにしていても、エネルギーはじゃじゃ漏れ。
心 ここにあらず。
物凄いエナジー量の価値ある生命力をムダに捨てています。
電車で見かけた幼児も、大人に成るにつれて「心が動き出す」ことでしょう。
いま、ここ ではなく、
どこか遠くに心がいってしまうことでしょう。
誰もが子供の時には いま ここ にいたのです。
だから逆に言うと、疲れた大人も、
ざわつく自分の心に対して、
「静かであること」を意識すればエネルギーは戻る。
どんな求道と修行を重ねようが、心がどこかにいっていれば、
エネルギーはじゃじゃ漏れです。
悩み出す自分自身に対して、
騒ぐ心に気づき、
「静かにしよう」 「静かにしなさい」 と言い聞かせ、
いま ここに帰ってくること。
エネルギーの場所、
それは いま ここ しかありません。
意識的に生きる一日にしてみましょう。
心を静かにして。
外は雪
 美しい景色。
生きているうち、今のうち。
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