赤塚高仁ブログ

怒りで思い通りにしたい

2020.01.05

 いまから2500年前に
インドでお釈迦さまは、
人間には3つの毒があるよ、
と発見しました。

 貪 とん

 愼 じん

 癡 ち

とん➖ 貪る心
  足るを知らない、
  もっともっとくれくれ

じん➖ 怒りで世の中を思い通りにしたい

ち ➖ 怠ける心

それぞれ

成長欲求

防衛本能

休息欲求

なので、生命体としては必要不可欠なものですが、人間は何故かリミッターがついていません。
自然に制御出来ず、
自ら滅びてしまう。

自由意志とは、
有り難くも
危ういものなのです。

 怒りで世の中を思い通りにしたい、
人をコントロールしたい、
そう瞬間的に思いが立ち上がります。

そのとき、
意識的にいきるか、
その毒にやられてしまうか、
その違いが運命の分かれ道ともなるのです。

怒りに任せるのは、「人からエネルギーを奪うこと」
世の中には「怒りん坊」な人がいるものです。

ちょっとしたことで、後輩や部下をガミガミ怒鳴る。
わざと、大勢の前で、見せしめのように怒鳴ったりします。

まるで「怒鳴ること」をいいことだと思っているみたいです。
怒鳴る・・・
怒りが鳴り響くと書いてあります。

怒鳴られた人は、ぎゅっと体を縮めて、悲しそうに下を向いています。

怒鳴った人を、恨みたくもなるでしょう。

しかし、怒鳴ることを平気でしている人は、
怒鳴られている人の気持ちなどわかりません。

怒鳴る人は、よくこう言います。

「彼は出来ると信じているから、カツを入れた」と。

でも、本当に怒鳴る必要なんて、あるのでしょうか?

実は、
「怒鳴る人」は、怒鳴ることで、相手からエネルギーを奪っているのです。

怒鳴った後に、一瞬だけスカッとする。

その「スカッとした気持ち」が欲しくて、怒鳴ることがやめられない。
怒りの毒にやられて、
中毒になっているのです。

それは、
地獄です。

地球は、神が天国として作った、最高にきれいな星です。

だから、
地獄の行為は神を敵にまわすことです。

天皇陛下が怒鳴る姿など
見たことありません。

 自分がエネルギー不足になったら、自然の中に入り、木々にふれたり、太陽の光を浴びたりすることで、
エネルギーはちゃんと満たされるようになっているのです。

怒鳴ることで、人からエネルギーを奪おうとする。

目下の人が、自分より先に料理に手をつけたとか、挨拶がなかったとか、いちゃもんをつけて怒鳴る。

怒鳴って自分がスカッとしたいのに、相手のためだと言い続ける。

そんなものは、地獄の考え方です。

人を怒鳴って「恨み」を買っていると、その「恨み」はいつか大きくなって、自分のところに返ってきます。

そして、自分の人生を必ず蝕むことになります。

 「怒鳴る」を
愚痴・不平不満・悪口・泣き言・文句
と、
入れ替えても同じです。

 天国は、いまここ自分、今の中です。

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