赤塚高仁ブログ

桜は日本の象徴です

2018.03.27

 敷島の
  やまとこころをひと問はば
 朝日ににほう
   やまざくら花

 やまとのこころとはどんなものかと尋ねられたら、
朝日の中で咲き、散ってゆく山桜の花のようなものかも知れません

 私の住んでいる津のとなり、
松阪の偉人、本居宣長先生の和歌です。

我が国を護ってくださった英霊たちが、
若くして散華されるときに

「散る桜、
  残る桜も
 散る桜」

と、言葉を残してくださっています。

ヤマト人にとっての桜というのは、格別な感情を伴うもののようです。

私たち日本人は、他の民族と少し違うところがあります。
それは、
日本語が右脳でコントロールされているということです。
だから、虫の「声」が素敵だと思えるのです。

言語脳が左脳であると、理屈でものを考えることになります。
なので、鈴虫の「音」は雑音にすぎません。

我が師、糸川英夫博士が脳梗塞で倒れた時、
右脳が停止しました。
そのとき、糸川先生寝言で喋りだしました。
一瞬何を言っておられるのかわかりませんでしたが、
よく聞いてみると
「椅子をまっすぐ並べなさい」と、
英語で言っているのです。
左脳は正常に動いていますから、そこに入っている英語で話したのですね。
無意識に・・・
普通の日本人は、言葉が出なくなってしまいます。

 日本語というのは、情緒に働きかける言語であるし、
日本語を母国語とする日本人は情緒の民族と言ってよいでしょうか。

他国の人々は、長く咲き誇る花を愛でることが多いようですが、
我が国の象徴は、桜です。

 世の中に
  たえて桜のなかりせば
 春の心は
  のどけからまし

桜さえなければ、
桜が気になって気がそぞろになったりしないのに・・
春は心が落ち着かない

 平安の時代から、やまとのこころは共通ですね。

桜が日本の象徴ということは、
桜が日本を表しているということです。

日本に触ることはできないけれど、
桜に触れることはできます。
これが「象徴」ということです。
だから、桜は日本そのものといってもいいでしょう。

ニキビは青春の象徴といいますね。
青春に触ることはできませんが、
ニキビには触れることができます。
だから、ニキビは青春そのもの。

 天皇は、日本の象徴です。
日本に触れませんが、
天皇のお姿に日本を感じることができます。
だから、天皇陛下が日本なのです。


富士山
天皇陛下
この3つを並べただけで、胸がいっぱいになるのは、
私が日本人だからです。

日本に生まれてよかったと、
桜の季節になると、しみじみ思う。

 そうだ、花見にいこう!

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