赤塚高仁ブログ

秋季皇霊祭

2019.09.23

「秋分の日」と名前を変えられて、
祭日の意味がわからなくなってしまいました。

大人になってもわからない。

しかも
この頃では、
休みのための休みのように、
祝日が動くことさえあって、
本来の、その日を寿ぐ気持ちが薄れていくばかり。

でも、
このことさえ、
国を愛する心を奪おうとする者たちの策略で、
国民が劣化してゆくことを、
ほくそ笑んでいる者たちがいる。

歯がゆいです。

今日は、
「秋季皇霊祭」
宮中祭祀のなかで、
天皇陛下が、皇祖 神武天皇はじめ、
歴代天皇の御霊をお祀りする、
大切な祭日。
そのことを、国民も心合わせ祀る日。

学校では何も教えてもらえない。

先生たちも何も知らない。

だから、
私たちは「知」らなければならないのです。

「知ることの深さは、
愛することへの道」

知ることが愛の始まりです。

やがてやってくる
「勤労感謝の日」
この日が宮中祭祀で最も重要な

「新嘗祭」

だったことをどれほどの日本人が知っているのでしょう。
天皇陛下が、天照大神と
その年の新米を初めて召し上がるのです。
だから、
新嘗祭が終わるまで、
多くの日本人が新米を口にしなかったそうです。

とりわけ、
新しい天皇が即位された後、
最初の新嘗祭を

「大嘗祭」

といい、新天皇に神の霊が宿る、
我が国にとってものすごく大切な、
国の将来に関わる祭祀なのです。

伊勢の式年遷宮と同じく、
何一つ変えないで、
守り続けるべき儀式なのです。

11月に行われる大嘗祭
そのために建てられる大切な建物
「悠紀殿 (ゆきでん)」

「主基殿(すきでん)」

皮を剥かない丸太を柱とし、
茅葺屋根が決まりでした。
ところが、
国家に愛がない宮内庁は、
角材を使って、
板葺き屋根にしてしまいました。
予算の都合だそうです。
しかも、
事もあろうか、
一部の建物を鉄骨のプレハブで建てると発表しています。

歌舞伎の女形を女優が演じたら、
もはや歌舞伎ではありません。

宝塚の男役を男優がやれば、
それは宝塚ではないのです。

「変わらないこと」で文化は継承されます。
永く続く歴史があります。
しかし、
文化が崩壊するのは一瞬です。

私は、日本が心配です。

嵐の中ですが、
仲間たちと心合わせ、
伊勢神宮正式参拝に向かいます。

「日本よ永遠なれ!」と
祈りを込めて。

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