赤塚高仁ブログ

象徴とは

2018.04.20

赤坂東宮御所前の庭で、
皇太子殿下の御会釈を賜りました。

「やまとのこころを育むとは、
どういう活動をされているのですか?」
と、殿下に尋ねられ、

「祖国の成り立ちを神話に学び、
日本に生まれた感謝を取り戻します。
それをまわりに伝えるのを
「やまとこころのキャンドルサービス」と、
私たちは呼んでおります。」
と、
お答えしますと、

「そうですか」と、それはそれは慈しみ深い笑顔で嬉しそうに頷いてくださいました。

四年前、御会釈賜ったときと
今回では皇太子殿下の威厳が違っていました。
来年5月に天皇に即位されるという、
お覚悟が瞳の奥に宿っており、
その凛々しさに涙が出てきました。

「皇太子殿下、皇太子妃殿下
万歳!」と、全団を代表して万歳を先導させていただきました。
やまとのこころが打ち震える瞬間でした。

日本が建国されて、2678年。
中心に皇室を抱き、常に国民と和して今日まで続いていることが、世界から尊敬を集めています。
日本国の国民と、アジアの3つの国が日本を賤しめているだけです。

天皇は象徴と言われます。
何の象徴でしょうか。
それは、
日本の象徴です。
では、
象徴とは何でしょう?

桜は日本の象徴です。
富士山も日本の象徴です。
象徴は、見えないものを現すシンボルです。
だから、
日本に触ることはできないけれど、
桜は触れます。

ニキビは青春の象徴です。
青春には触れられませんが、ニキビは触れます。

天皇陛下からお言葉を賜るとき、
私は日本に触れているのです。
だから、有り難さに涙が出てしまうのです。

魚に水が見えないように、
日本人に日本が見えません。
そして、
人には自分が見えないのです。

私たちは、自分を知るために自分を見失う必要があり
ます。
自分が完全に失われたとき、
私たちは自分を知ることができるのです。
自分が何者であるのか、
何のために生まれて、
何をして喜ぶのか。

それはいつも水に住んでいる魚のようなもので、
決して海に気づかないし、
その祝福に気づくこともないのです。

魚は漁師に釣り上げられ、
砂浜に放り出され、
その砂浜で、暑い日の下で、
初めて思い出すでしょう。

何年も海に住んできたのに、
海には気づかなかったことを。

全く気づかなかった。

今や渇きが、暑さが、海を意識させ、
海に帰りたいという大きな渇望が起こります。
その渇きが、
海に戻るためのあらゆる努力を生み出すのです。
同様に、
源へ帰りたいという渇きが起きた時、
人は自分を知ることができるのです。
そして、
もしこの魚が海に再び戻ることができたとしたら、
その喜びがどれ程のものか想像できるでしょうか。

もはや、
ずっと海にいる魚とは次元が違うのです。
同じように見えても・・・

このときに天皇皇后両陛下、皇太子殿下と御目文字叶ったことは、天からの祝福と思えます。
心から感謝します。

魂の兄弟姉妹、23名との内なる自分へと向かう旅でもありました。

やまとのこころを育むため、
これからもやまとこころのキャンドルサービス、
火を灯して行きます。

近くの町に行ったら、
話を聞きに来てください。
そして、
自分が日本という素晴らしい海に泳ぐ魚であること、
思い出しましょう。

明日、明後日は北九州小倉に伺います。

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