赤塚高仁ブログ

赤塚高仁に願われていること その3

2014.07.13

 赤塚さんは師と仰ぐ糸川氏の遺志を継いで、日本の神話と歴史を語り継ぐ活動を現在も続けている。

この10年間は伊勢神宮への崇敬と関わりを深め、自身のこれまでの体験や糸川氏の言葉を伝えてきた。

この人のそちら側の顔も見ておこうと思い、6月に伊勢で行われた講演会に足を運んだ。

 全国から伊勢神宮の月嘗祭に集った100名以上の人々の前で、さがなら宗教者のように日本とユダヤの神話について話す赤塚さんをみた。

ここで営業を挟めば、家の2.3軒は軽く売れるに違いない。

その話術には舌を巻いた。

 「いや、ここは自分が知らされたことを人に伝える場だからね、仕事を持ちこむことはしないよ。

大事なのは、話してる内容であって、赤塚高仁が偉いわけじゃない。

そこを錯覚して自分を見失う人が教祖になる。

人にこれ程までに感謝される状況は、天国のようだからね。

そういう自分も、謝りどうしの建築の仕事とのギャップが大きすぎて、こっちの世界から戻りたくなくなるくらいだから。

まあ、住宅はあかんけど、壺や印鑑くらいなら売れるかも知れんね(笑)」

若いころから様々な宗教者を見てきたこの人は、常に自分の心も観察している。

思いがけず受け取ってきた役割を、趣味のような気持ちで果たしているという。

 糸川博士と出会った25年前、本来の自分に立ち返った赤塚さんは、建築の仕事でも持ち前の社交心と行動力を発揮するようになった。

会社の再生を期して社長に就くと、永く甘んじていた下請け会社から脱して、新たに自社での住宅販売に踏み出した。

 

     続く

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