赤塚高仁ブログ

英霊に捧ぐ4万発のレクイエム

2012.08.15

  諏訪湖に50万の人々が集まる。

終戦の日に、この地を訪れるのは3回目です。

花火鑑賞士でもある、親友の島村夫妻の導きで世界一の(と、ワシは勝手に思ってる)花火と出会わせてもらいました。

諏訪湖半のビジネスホテルも、この日ばかりは一人一泊25000円という世界です。

朝は、津で仕事をしていましたから、つかの間のお盆休みモードでしょうか。

7基のスターマインが、夜空を鮮やかに彩ります。

何という圧倒的なスケールでしょう、ただただ息を呑むばかりです。

圧巻は、諏訪湖ならではの水上スターマイン。

そして、フィナーレは延長2000mに及ぶナイヤガラ。

 

  ワシは、終戦の日は毎年、靖国神社に参ってました。

上京出来ないときは、三重の護国神社で英霊に感謝の想いを捧げて参りました。

諏訪湖に出発する前に、護国神社で手を合わせ、道中ラジオで戦没者慰霊の式典での陛下のお言葉を拝聴し、車を止めて正午に一分間の黙祷をします。

諏訪湖の花火大会でも、オープニングの前に短い黙祷が捧げられます。

ワシが子供の頃、天に帰った父と津の花火大会に行ったときのこと、

打ち上げ花火が空に昇ってゆくときの、ヒュルヒュルーーーという音を聞くたび父は、津の空を埋め尽くしたB29が撒いた焼夷弾が、落ちてくるときの音と一緒だといってました。

津の町が、火の海になる中、命からがら逃げ回った話を聞かせてくれました。

そのことが、今でも頭からはなれないのです。

ドンドンと破裂する花火が、爆弾だったらと思うと、この時代に生まれたことを幸せに思わないではいられません。

67年前は、この国に雨のように爆弾が降っていたのです。

320万人もの命が奪われた戦争は、もう二度とゴメンです。

しかし、国を護るために命を捧げて下さった、英霊の御霊に感謝するのは日本人として当たり前のことと思うのですが、ちがいますか?

よその国の領土に勝手に乗り込んでくる大統領って、放って置いていいのでしょうかね?

 

 終戦の日に打ち上げられる4万発の花火は、天からこの国を護ってくださっている英霊の御霊に届ける、鎮魂歌、レクイエムだと思え、しばしば正座して手を合わせるワシなのです。

「あんた、正座したら後ろの人の迷惑になるやんかーー」ってクレームつける寛子さん、こういう想いがあったんだよ、キミ

 

 

PAGE TOP