赤塚高仁ブログ

ナッツ激怒

2014.12.17

  新聞は、朝鮮の飛行機会社のお嬢様の記事。

客室乗務員のナッツの出し方に激怒し、
離陸直前の飛行機から責任者を降ろし、
出発を遅らせた、ということのようです。
 恐ろしい「子どもの影」です。
思い通りになからないとダダをこねて暴れる。
もうイヤだ!とスネる。
カマってカマって!と騒ぐ。
 どんな人も心に影を隠していると言うけど、
この「子どもの影」は強烈です。
手のつけようがありません。
 韓国国土交通省は、そのお嬢様を告発しました。
彼女が独断で責任者を降ろしたことが、
航空法に違反するそうです。
また、怒鳴り、罵声を浴びせたことは騒乱行為にあたり、
航空保安法違反だとのことです。
航空会社にも運行停止や追徴税の行政処分をとるもよう。
約2億3200万円!
 
 はい、これが「犠牲者の影」です。
こいつのせいでこんな目にあった。
私が苦しいのはあいつのせいだ。
やられた、やられた!
そして、怒りが沸き上がる!
 
 どんな人の心にもこの「犠牲者の影」は巣食っています。
そして、知らぬ間にアタマが乗っ取られてしまうのです。
驚くべきスピードで。
 
 心の影として「元型論」で説いたのが、スイスの心理学者ユングですが、
名前をつけることで確かに発見しやすくなります。
意識し、認識することができます。
そして、みつけることで影に光を当てるのです。
反省したり、プラス思考でどうにかできるようなヤワな相手ではないのです、
自分の中の影は。
影が自分の中で暴れまわっているとき、エネルギーはじゃじゃ漏れ。
怒りで相手を思い通りにしようとして暴れている間に、生きるためのエネルギーは枯れてゆきます。
影に乗っ取られている間は、創造的な時間は失われてしまいます。
 
 ナッツで激怒する心は、私たち一人一人の問題なのです。
これが、巨人の星ではちゃぶだいひっくり返し事件となります。
 
 どんなに大きな宇宙よりも大きな私の心。
心の宇宙が平安になることこそ、世界平和。
私が平和。
世界は平和。
 
 心に光を
そして、闇に気づき、影に光を。
光がないところを影と呼ぶだけです。
影には実体などありません。
光あれ!!
聖書もそこから始まります。
今日一日、心を観察し、気づき、心の影を見据えましょう。
実は、影の正体は光ですから。
 
 
 
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