赤塚高仁ブログ

船井先生からのメッセージ

2015.04.24

倉庫を片付けていて出てきた一冊の本です。

文庫本ですが、全く色あせていないどころかいまも新しい本当のことです。
我が師匠、糸川英夫の遺品の中にありました。
この本の著者を嫌いだと言っていましたが、実は気になって仕方なかったのだと言うことがわかりました。
本のタイトルは、「上に立つ者の人間学•成功への生き方、考え方とは何か」
 船井幸雄著。
 文庫版によせて、という最初のところにこう書かれています。
「50代半ばを過ぎる年齢になって、最近、ますます人間の素晴らしさがわかってきました。
私が人間の素晴らしさに気づいたのは50歳を過ぎてからです。
それは、永い経営コンサルタント生活や社長業生活を通じての人生経験が教えてくれたものでしょうが、正直なところ、急にわかり出したのです。
私は、いま人間はもとより、人間以外の動植物のみならず、地球や宇宙にまでも責任を持たなければならない存在であると考えています。
また、人間はその責任を果たす無限の能力を持っているようです。
 本書は、私が人間の素晴らしさに目覚めたころ、昭和61年秋、53歳の時に一気に書き上げた著書です。
いま読み返してみると、少し古い例もありますが、書いた当時の著者の心意気が脈打ち、熱く迫ってきます。そこで、下手に加筆しない方が良いと考え、原文のまま文庫化してもらうことにします。
 話は変わりますが、今年10月、私が社長をしております(株)船井総合研究所が、スイスフラン建ての転換社債を発行するにあたり、チューリッヒでの調印式に行きました。
その折、スイス銀行はじめ多くの現地銀行のトップの人々と長時間話しました。
そこでは世界経済や政治のことがもちろん話題になりましたが、第一線の経営者であるわれわれが最も長時間話し合ったのは「人間のあり方」についてでした。
世の中、変わりつつあります。人間の根元的なあり方、思考、言動こそ大事な時がきました。
そのために本書が少しでも役立てばと思っています。
   平成元年12月  船井幸雄」
 
お会いしたとき、ずっと年上の、大変なオ
トナだと思った船井幸雄先生の歳になっている自分に驚き!
そうか、人は皆、歳をとって死んでゆくのですね。
例外なく。
天に帰ってゆかれた船井先生の言葉、魂で受け止めます。
メッセージやサインというものは、いつもこんな風にやってくるようです。
改めて深く読ませていただきます。
人生は面白いですね。


倉庫を片付けていて出てきた一冊の本です。

文庫本ですが、全く色あせていないどころかいまも新しい本当のことです。
我が師匠、糸川英夫の遺品の中にありました。
この本の著者を嫌いだと言っていましたが、実は気になって仕方なかったのだと言うことがわかりました。
本のタイトルは、「上に立つ者の人間学•成功への生き方、考え方とは何か」
 船井幸雄著。
 文庫版によせて
50代半ばを過ぎる年齢になって、最近、ますます人間の素晴らしさがわかってきました。
私が人間の素晴らしさに気づいたのは50歳を過ぎてからです。
それは、永い経営コンサルタント生活や社長業生活を通じての人生経験が教えてくれたものでしょうが、正直なところ、急にわかり出したのです。
私は、いま人間はもとより、人間以外の動植物のみならず、地球や宇宙にまでも責任を持たなければならない存在であると考えています。
また、人間はその責任を果たす無限の能力を持っているようです。
 本書は、私が人間の素晴らしさに目覚めたころ、昭和61年秋、53歳の時に一気に書き上げた著書です。
いま読み返してみると、少し古い例もありますが、書いた当時の著者の心意気が脈打ち、熱く迫ってきます。そこで、下手に加筆しない方が良いと考え、原文のまま文庫化してもらうことにします。
 話は変わりますが、今年10月、私が社長をしております(株)船井総合研究所が、スイスフラン建ての転換社債を発行するにあたり、チューリッヒでの調印式に行きました。
その折、スイス銀行はじめ多くの現地銀行のトップの人々と長時間話しました。
そこでは世界経済や政治のことがもちろん話題になりましたが、第一線の経営者であるわれわれが最も長時間話し合ったのは「人間のあり方」についてでした。
世の中、変わりつつあります。人間の根元的なあり方、思考、言動こそ大事な時がきました。
そのために本書が少しでも役立てばと思っています。
   平成元年12月  船井幸雄
 
メッセージやサインというものは、いつもこんな風にやってくるようです。
改めて深く読ませていただきます。
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