赤塚高仁ブログ

ヨベルタウン ついに完成!

2016.04.20

 土地を買わないで家を建てる。

平成4年に施行された「定期借地権」という法律。
私は、この仕組みが日本の街並みを世界標準にする、最良の方法だと確信しました。
1999年に我が師、糸川英夫博士が亡くなったとき、
糸川先生だったらきっと「前例がない」このシステムに関心を持ち
面白いと思われただろうなと思い、
三重県で、いや、全国でほとんど前例がなかった定期借地権事業に取り組みました。
 
まわりのみんなが反対しました。
「津のような田舎で、定期借地なんて無理だよ」と
 
全員が賛成することは、とっくに誰かがやってます。
半分くらい賛成することは、ほぼ失敗するでしょう。
ほとんどみんなが反対することは、時代を変える可能性があります。
 
糸川英夫の口癖
「前例がないからやってみよう」
(このあたりの物語は、「世界標準の家に暮らそう」という本に書きましたので、
ご興味のある方は、このホームページのお問い合わせのコーナーからお申し込みください。
無料でプレゼントします)
このヨベルタウンも7年通って、地主さまから土地をお借りしました。
本島隊員の血と汗と涙の結晶です。
 
さて、土地をお借りしてから、赤塚建設の家が大きく進化してゆきます。
米国ロサンゼルスでデザインし、本物のアメリカン住宅を作っていたのに、
やまとこころに目覚め方向転換。
試行錯誤をくりかえし、プロジェクトは一時ストップ。
 
 日本の家を「産業」から「文化」に取り戻したい。
そう願わされました。
世界中で、家族を護るべき家が空気を汚し、シックハウスを生み出しているのは日本くらいです。
あ、支那は別にして。
 
8年かけて練り上げた、赤塚建設の想いの変化体だと言えましょうか。
 
 巨大な住宅メーカーが莫大な宣伝広告で家を売る。
大量生産するため、工業化製品を使いまくる。
挙げ句の果てに空気汚染して、新築の家が病気を作り出す。
すると、国は対策として
「換気をせよ」と。
?????・・・ちがうでしょ、
「身体に害のあるものは使ってはならない」、が答えのはずです。
みんながやっているからいい?
 
 そうは思いません。
誰もやらなくても、赤塚建設がやります。
「住めば住むほど元気になる家」
私がやらねば誰がやる。
社員さん4人の工務店、
小さな赤塚建設の大きな冒険が続いています。
地主さまがご先祖から預かっている大切な土地を守るために、土地を活用させていただきます。
建てる人は、所有という幻想を手放し、50年という時間を手に入れていただき、
土地にかけるコストを建物に投入していただく。
それで世界標準の家、美しい街並みを実現します。
もともと土地は、人間がこの世に生まれてくる前からあった、ひとときの借りものなのですから。

 省エネルギーのために太陽光発電パネルを屋根に乗せ、
制御のきかない原子力発電の電気を夜間消費するために、エコキュートなる温水器をとりつける。
工業化製品のカタマリの家は、空気を汚し、シックハウスを生み続ける。

電磁調理器という名のIHヒーターは、携帯電話の50倍以上の電磁波を女性の子宮の間近で放射しつづける。
そんな悪魔のような商品をマスコミは売りつける。
一体いつになれば日本の住宅は、「産業」から「文化」へと変容するのでしょうか。
家族の命を護るべき「家」が空気を汚してはならないでしょう。
だから、私はビニルクロスも合板も一ミリも使いません。
自然素材による呼吸をする家です。
電磁調理器はNG!ラジエントヒーターです。
また、10年に一度リフォームをしなければならないような工業化製品は使えません。
だから、外壁も30年以上メンテナンスフリーです。
そして、環境を整えるために寿命の短い機械に頼ってはならぬのです。
だから、調湿能力をもつ壁の力で夏は涼しく、冬暖かな家を実現しました。
 土地も買わずに50年のレンタル。
だから、「所有」から「使用」で良い家にコストをかけられるのです。
 
4月29日、30日 5月1日、グランドオープンです。
ついにここまでたどりつきました。
思えば遠くにきたもんです。
 
 
 
 
 
 
 
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