赤塚高仁ブログ

生前退位

2016.07.18

 衝撃的なニュースが報道されました。

新聞紙上で大々的に書かれています。
天皇陛下が、天皇の地位をご存命中に退かれると・・・
陛下ご自身からのお言葉がありませんから、
本当のことはわかりません。
外国の王様の中にはそんな事例があると書かれていました。
退位されて、残りの人生をゆったりとお過ごしになると・・・
陛下ご自身のお言葉がありませんから、
私には本当のことがわかりません。
ただ、私がわかっているのは、天皇は他のどの国の王様とは違うということです。
「ヤマト人への手紙」13章に
「天皇はキリストである」と書かれています。
クリスチャンからは猛反発を受けました。
書き直すように言われたこともあります。
私は書き直しません。
聖書を深く読めば読むほど、イエスが伝えたことが魂に響きます。
「命は永遠に終わらない。
魂は生き通し、だから、この世の生き方は次ぎの世界にふさわしいものとせよ。
つまり、
命は、自分のために使うのではなく、誰かのためにつかうのだ。
人、友のためにその命を捨てる、それよりも大きな愛はない。
人は、自分を幸せにしようとして幸せになることはできない。
人は、人を幸せにするために命を与えられたのだから、
人を幸せにするとき、自分も幸せになるように作られているのだ」
 聖書を貫く神の霊、
その霊に満ちて、神の栄光を完璧に表したのがイエスでした。
そして彼は、「キリスト・神の霊が注がれたもの」と呼ばれるようになったのです。
私たちの大君、天皇は日本国民ではありません。
日本国の象徴です。
象徴とは実体のないものを表すものです。
「桜は春の象徴です」
「ニキビは青春のシンボルです」
春も、青春も触ることができないけれど、
桜も、ニキビも触れます。
象徴とはつまり、そういうことです。
天皇は日本国の象徴です。
 天皇は権力でも支配でも地位でも名誉でもありません。
苗字も、職業選択の自由も、選挙権も被選挙権も、結婚の自由も、離婚の自由もない、
ただ、国の平安と国民一人ひとりの幸せを祈る大祭司が天皇です。
 人の子ですが、もはや魂は神の世界にある方、
それが天皇です。
天皇の仕事はただ一つ、「祈り」です。
 このことを改めて国民一人ひとりが認識するときがきたようです。
ヤマトが世界の灯明台となるときがきたのです。
イチローが引退して会社のオーナーになるとか、
白鵬が引退して居酒屋を始めるとか、
そんな次元の話ではないのです、天皇が退位するということは。
 蝶は、2度と蛹にはもどれません。
トンボは、2度とヤゴには帰れない。
イエスはキリストです。
天皇は御霊の愛です。
 もし、陛下が側近に何か言われたとしたらこんなことだったのではないでしょうか。
「82歳という肉体的な状況の中、
年間600回に及ぶ公務と呼ばれるものをこなしながら、
祭司をつとめてゆくことはとても困難になってきた。
本来天皇のあるべき務めを全うしたい。
天皇のつとめとは、
外国から来られた国賓をもてなすことでもなく、
被災地を慰問することでもなく、
国会を招集することでもなく、
勲章を渡すことでもなく、
ただ、祈ることなのだ。
日本がいま大変なときであり、
伊勢からの風が世界に吹こうとしてる大切なときだ。
このときに天皇として、祈りを強めたい。
日本のために残りの人生を捧げ尽くしたい。
祈りのために生まれ、日本の象徴として生かされた以上、
昭和天皇がそうであったように、
ただひたすらに日本国の平安、世界の平和、そして
国民一人ひとりの幸せを祈るために残りの時間を使いたい。
それが天皇なのだから」
 誠に不遜なことながら、心に流れ込んできた思いを文章にしました。
新聞で信じていいのは日付けだけです。
報道に踊らされないようにしましょう。
そして、
天皇陛下ご自身のお言葉を待ちたいと思います。
 
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