赤塚高仁ブログ

わかる とは かわること

2012.06.05

 澤田升男さんの、本物の健康住宅を手に入れるためのセミナーを津で開催して、一ヶ月が過ぎました。

赤塚建設も、怒涛の日々を送らせていただいております。

会社ができて53年、まずは、ハウスメーカーの下請け工事店として28年。

ワシが、後を継がせてもらって25年目、未曾有の出来事であります。

現場見学会、セミナー、様々なイベントを企画してきましたが、その後具体的に家づくりのお話にまで進んでゆくケースは、ごくわずか。

いくつもの業者をまわり、タダでプランを描かせ、相見積もりをとり、業者の様々な言い分を聞いているうちに、何が一番大事なのか見失ってしまわれるようです。

ところが、澤田セミナーに来られたお方は、真剣に御自身の家づくりを考え、即、行動されます。

 

 その中に、建築をほぼ決めて、業者を決めて、契約寸前のお方が二人おられました。

Sさんは、全ての準備を終え、いざ着工という状態で、勉強のためセミナーにお越しになりました。

澤田先生の話しを聞いて、その工事の仕様に健康に悪いモノ、長持ちしないモノばかり使われていることがわかってビックリ!

Sさんは、すぐにハウスメーカーに澤田先生の本を渡し、ビデオを観てもらい、材料を変えてもらうようにお願いしたそうです。

そして、ワシのとこに来られて、こう言いました、「神様が宿る家の材料だけ売ってください。」と。

お話をさせていただいたあと、ワシは、材料はお売りできませんとお断りしました。

最高級の大間の天然マグロの大トロを、回転寿司の兄ちゃんに渡せませんよ。

どうか、安心してハウスメーカーをキャンセルしてください、と言いました。

そして、即、断っていただき、本物の健康住宅へとシフトされました。

Sさんは、とりわけ気に入っておられたLixilの超高級システムキッチンも、チャチく見えてきたと言われ、ワシらのグループで提供する、ニカワで貼り合わせた無垢材のオリジナルキッチンを選択してくださいました。

わかるとは、かわること。 素敵です。

 

 Yさんは、次の日曜日にご契約いただきます。

ローコスト住宅の契約寸前で、セミナーに来られました。

その後、どうせ、自分の予算では、神様が宿る家は無理だろう、でも、澤田先生が「ゴミ」と呼ぶような家を買っていいのだろうか? と、葬式の帰りのような暗い顔をして、来社されました。

もちろん同じ予算では、不可能です。

でも、Yさんは、本気で奥さんと三歳の息子のために健康になる家が欲しいと願われました。

500万円余分に出して、本物の健康住宅を手に入れる決心をし、ローコストメーカーを断ってくださいました。

話しの途中で、10年に一度サイディングを塗り直す方が得じゃないですか、と言われた時には、つい、ワシは、あなたはアホですか…!帰ってくださいと言ってしまいましたが、よくわかってくれました、そしてかわってくれました。

葬式の帰りの顔が、結婚式に向かう笑顔に変わりました。

ワシは、嬉しい。

 

  ひとつひとつ具体的に。

わかるとは、かわること。 人は、かわる。これが、救い。

 

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