赤塚高仁ブログ

届けられたゴルフ道具

2012.09.10

 ブッブーー

 

 キーーッツ

 

 

 ガチャ

 

 バンッ

 

 ピンポーン

 

 

 宅急便屋さんです・・・

 

  お猿の籠や風のブログにしようと思いましたが、めんどくさいので戻します。

 

届けられたのは、最新のゴルフ道具一式でした。

注文した覚えありません。

でも、そういえば・・・

 

  ゼネコンで営業マン時代、ゴルフ・麻雀・カラオケは、接待の必須科目でした。

新入社員として、四国支店に配属された年の6月からゴルフをするようにと上司から命令され、クラブも握ったことのないワシは、とりあえずゴルフシューズだけ買って業界のコンペに参加しました。

ひたすら歩き、「ナイスショット!」と叫ぶ練習です。

半年で100を切らないと、ボーナスの査定を下げると言われ、レッスンプロについて毎日打ちっぱなしに通いました。

今考えれば、馬鹿げた話ですが、そのころは一生懸命だったように思えます。

かなり異常な職場環境だったようです。

初任給135000円の新入社員が、毎月飲み屋さんからの請求書が10万円を超し、上司がそれを払ってくれてました。

酒も飲めない奴が、仕事なんか取れるか、と言われ、学生時代ほとんどお酒を飲んだことのないワシは、2回ほど急性アルコール中毒で病院に運び込まれ点滴を打たれました。

 

 サラリーマンを辞めて、接待のゴルフだけはしないと決め、ごくたまに気の合った人と楽しく回っていましたが、7年前からまったくやらなくなりました。

道具も埃にまみれて、倉庫の片隅に眠っていました。

 

「赤塚さんはさ、ゴルフしないでいいからさ、俺たちが回ってる間どっかで時間つぶしてなよ」

北海道での澤田セミナーに10人ほど友人が参加し、家を建てたい友もいるから澤田さんに紹介するために、ワシも出席することにしてました。

しばらくして、この温厚そうなお方からメールが届きました。

「北海道のゴルフ場の住所です。ゴルフバック早く送らないと間に合いません。参加者メンバー表です」

グエ!!ワシの名前が入ってるやん!?  世間では、この状況を「ハメラレタ」というのでしょうか。

倉庫の隅のゴルフバッグと靴を送りました。  同じ組に澤田さんがおられました。 もう、逃げることできません。

 

 10年近いブランクがあり、思うように体動きません。 散々なスコアです。

2ホール目で、靴底の接着剤が劣化していたのでしょうか、スパイクの部分がとれて足袋のようになってしまいました。

3ホールを終える時には、もう片一方の靴底もとれてしまい、足袋でフエァウエィ歩く、まさに草食動物のような姿。

キャディさんに呆れられ、フロントに電話かけて靴を届けてもらいました。

しかも、何ということでしょう、昼の休憩もなくぶっ通しで1.5ラウンド。    死ぬかと思いましたわ。

しかし、こんなドタンバタンと騒ぎまくってるパートナーがいても、一切ペースを崩さず、澤田さん最後のハーフ、36、パープレイ!

生まれて初めて、目の前でパープレイで回る人を見ました。

 

  翌朝、朝食時に澤田さんと話した時、ワシはすでに全身の筋肉痛でふらふらでした。

「赤塚さんさ、昨日、俺、いくつミスしたとおもう?  ・・・ 4つなんだよね。

 スタンス、スイング、そしてボールの位置、フェイスの開き方・・・完全に覚えてるから、イメージの中で修正しましたよ」

実は、ワシは7年前最後に回ったのは建築士会のゴルフコンペで、そのときミドルホールで二打目がカップインするイーグルを取りました。

ずっと、そのときのイメージだけが残っていました。

悪かったことは、すっかり忘れてしまっています。

澤田さんの言葉にハッとさせられたのです。

失敗を繰り返す人間は、うまくいったことだけを記憶し、都合の悪いことは顧みない。 だからまた同じ失敗をする。

でも、成功者は、ミスしたことを記憶し、修正するから同じミスを繰り返さない。

同じ場所で、同じ時間を共有しながら、これほどまでに体験が違うのかと魂の底から驚かされました。

どんなときでも、どんなところからでも人生を学ぶ、まさに毎秒毎秒一所懸命・・・すごいなぁって。

 

「赤塚さん、ゴルフやんなよ、一生できるスポーツってゴルフくらいだよ」

・・・はぁ・・・と生返事のワシに 「それからさ、クラブ、もう少しいいものに変えなきゃ。 靴も(笑)」

 

・・・・ ゴルフ道具一式届いた理由がこれでわかったのでした。   逃げられない・・・

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