赤塚高仁ブログ

四方の海 皆同胞と思う世に

2013.08.06

  まほちゃん先生が赤ちゃんだった時、まだ言葉も話せない赤ちゃんだった時、

ある夜、突然 大きな声で、本当に悲しそうな声で泣きました。

こんな泣き方をしたことなかったので、ワシはビックリしたのですが、ちょうどその時刻に

昭和天皇がお隠れになられたのを知って、もう一度ビックリしました。

 

 昭和天皇は、歴代の天皇の中で、最も御長命でしたが、最も過酷な時代を生きてくださいました。

皇国日本が、戦争に負けたのは天智天皇の白村江の戦い以来のことであり、

大東亜の戦争では、320万人もの国民の命が失われたのですから、祈り人であられる天皇陛下におかれましては、どれほど心を痛められたことでしょう。

たとえ天皇のことを悪く言おうが、バカにしようとも、天皇は私たちのことを祈ってくださっていたのです。

この世に肉体を持って生まれてきた存在で、日本の天皇こそ最高の無私なる存在なのではないでしょうか。

これを「大御心」おおみごころ と言います。

ワシらは、こんな大切なことを教えられずに生きてきました。  日本人として残念なことです。

 

 二千年前にイスラエルに生まれた、イエスも33歳で宗教家たちに妬まれ、十字架にかけられて殺されるのですが、弟子たちは全員裏切って逃げます。

ところが、十字架上で皆のことを赦してやってもらいたいと祈りながら死んでいったのを知り、

「あの方は何という方だったのか」と生前のイエスの言動を検証しました。

すべて約束通りに生きられ、全て預言どおりだった救世主だったということが分かり、弟子たちの心に本当の愛の灯がともります。

弱かった弟子たちが、「お父さん お父さん」と泣き叫ぶようにイエスを伝え始め、命を捧げてゆきます。

 

 ワシら日本人の遺伝子の中には、そういう聖なる次元、無私なる次元を感じる力が備えられているのかも知れません。

赤ちゃんだった まほちゃん先生が烈火のごとく泣き出したのも、そんなアンテナがキャッチしたのかも知れません。

 

 四方(よも)の海

   皆同胞(はらから)と 思う世に

       なぞ波風の 立ち騒ぐらむ

 

昭和天皇はとことん平和主義者でしたが、内閣が決定したことを覆しては、国体が崩壊します。

大東亜戦争の御前会議のとき、陛下はこの明治天皇の御製を二度詠まれました。

「終戦のエンペラー」 ご覧になり、大御心を感じていただきたいと願います。

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