赤塚高仁ブログ

一流を育てる

2013.10.07

 

 現代書林「元気が出る本」出版部の茂木さんから、一冊の新刊が届けられました。

 

 「このたび、秋山木工代表・秋山利輝さんの本『一流を育てる 秋山木工の「職人心得」』を10月16日に当社から発売させていただく運びとなりました。

秋山利輝氏が長年にわたり実践されてきた人づくりの仕組みのひとつ、職人心得30カ条を本書で公開していただきました。

本書を通して多くの皆様に秋山さんの人材育成のスピリットをお伝えさせていただきたく努めてまいります・・・ 茂木美里」

 

なんと、帯は京セラの稲盛和夫さん

        「心」を」育て、「人生」を豊かにする

             日本人の「働き方」がここにあります。 

 

まるで秋山木工の家具のような、素敵な本です。

開いてみると、「はじめに」・・・秋山さんのメッセージから

 

  「私は、神奈川県横浜市都筑区で注文家具を作る「秋山木工」を経営しています。

社員34名、売上高10億円の小さな企業です。

100年でも200年でも使える家具を、確かな技術を持った一流の家具職人たちでつくり、提供しています。

 そんな私たちの会社に、全国から、いや、時には海外からも、名だたる一流企業の経営者や幹部の方々が見学にいらしてくださいます。

さらには、講演依頼、テレビ出演や取材の依頼も毎日のようにいただきます。

企業だけでなく、内閣府や教育機関、病院、警察関係など、さまざまな分野の方々からもお問い合わせをいただきます。

 このように、多くの方々が私たちに関心を持ってくださるのは、

秋山木工の「一流の人育て」に注目していただいているからではないかと思うのです。

 秋山木工では、一流の家具職人を目指す若者を育成するために、

8年にわたる独自の人材育成制度を設けています。

この8年間で、職人の心構えと生活態度、基本の訓練、段取り、心得、技術など、

職人として必要なすべてを身につけ、9年目からは独立してもらいます。

 私は、「一流の職人は技術より人柄」と信じています。

ですから、修行の間は日々、技術を磨くと同時に、人柄を磨く猛訓練を課しています。

人柄が一流だと認めないうちは、いくら技術があっても秋山木工では本物の「職人」とは認めていません。

 少し厳しすぎませんかと問われることもありますが、

私は「一流」とその他は明確に違うと考えています。

人柄が一流でないとダメなのです。それも、超がつく一流でないと、

仕事で人の心を動かすことなど、できるわけがありません。

 私がこれまで40年近くコツコツと「人づくり」をしてきたのも、

本物の一流職人を育て、日本中、いや、世界中に「日本の一流」を送り出すためです。

家具で人に感動してほしい、ものづくりで日本人の素晴らしさを伝えたい、

世の中をよくしたい、そう思ってやってきました。

 この私たち独自の人材育成の基本中の基本が、本書でみなさんにご紹介する「職人心得30カ条」です。

この30カ条の中には、一流の職人、つまりは一流の人間を育てる「人づくりの基本」が凝縮されています。

 私たち家具職人だけでなく、ビジネスマン、商売をされている方、学校の先生方、世の中で人と関わりながら生きているすべての方々のお役に立つと思います。

ぜひ、みなさんのお仕事に、人生に役立てていただけたら幸いです。

                                           秋山利輝   」

 

   伝えたい一冊の本にまた出会えました。

 

 

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