赤塚高仁ブログ

スタジオ・ブレ

2013.12.19

 ありがたいことですわ~

 

 パン屋の久米さんのことをブログで書いたら、

そのパンは、どこで買えるのですかと問い合わせが殺到しましたので、しみじみ久米さんのことを思っています。

 

 とりあえず、久米さんのとこはここ

 

ユーミンやジャズの大御所、久米さんの食パンのファンがいっぱいです。

わかるんですね、感性で、どれだけすごい食パンかが・・・

久米さんの食パンとヤマ○キの食パン、一緒に池に投げたら、鯉は久米さんのパンしか食べないのです。

とにかく、世界一の食パンです。

 

 ところが、不思議なことに久米さんのレシピで同じようにパンを作っても、同じ味にならないそうです。

全く同じレシピですから、当然同じものが出来るはずなのに・・・

もちろん、技術がすごいプロは日本中にたくさんおられることでしょう。

しかし、久米さんはそんなことすべて超越して、人柄がパンにあらわれるのだと思えます。

手の先から、見えない力が出ているとしか思えません。

ホンマに久米さんがこねると、膨らみ方もちがうのです。

 

 久米さんは、どんなにしんどいときでも、頼まれごとを断ったことがありません。

だから、久米さんにいろんなことを頼みにきます。

ジャズシンガー、綾戸ちえさんも久米さんの仲良しで、ブレイクするまえしょっちゅう知多半島で会ってました。

久米さんは、見返りや、報酬をもとめたことは一度もありません。

喜んで、頼まれごとをやりつづけている久米さんに、誰もが会いたくなり、いつも久米さんのそばに誰かが訪ねてきています。

ありがたいことですわ~ と口癖の久米さんは、いつも自分が勘定に入っていません。

思い出してたら、逢いたくなってきたわ。

 

  その反対に、自分の力と能力を信じて必死に自分を磨きがんばってる人は、周りに人が集まってきませんね。

頼まれごとがないから、根性と努力しかなかったのかも知れません。

頼めるのは我が身のみ。

もしかしたら、とても淋しいのかも・・・・友人からの頼まれごともないなんて。

だから、「努力」しかなかったのでしょうか。

 

強く強く生きるためには、人の好意に甘えるのも大事だと思えました。

 

 多くの人に喜ばれる存在であること、それが神様によろこんでいただく道なのかもしれません。

そして、いかに、あちこちからお呼びがかかろうとも、喜んで神様を証しすること。

努力したり、これ以上の男になることより、ニコニコ笑いながら人の好意に甘えて、頼まれやすい日々を暮らすことの方が喜べることもあるんちゃうかいなぁと、ふと思う夜明け前です。

 

 

 

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