赤塚高仁ブログ

震災バイオリン

2014.03.11

名古屋の宗次ホールに行きました。

3・11メモリアルトーク&コンサート
きっと日本の各地で、いろんなイベントがあったことでしょう。
トークショーは、ガイアシンフォニーの龍村監督、江場さんに中澤さん。
命についてのトークセッションです。
しかし、相変わらず龍村仁監督の思考回路は素敵です。
本能からくる直感を何より優先するから、アタマっぽい会話は瞬時に一刀両断!
ガイアシンフォニーもシナリオなしですって。
登場人物も直感で決め、いいな!って信じた最初の直感をゴールに。
そして今、第8番を撮影中。
8番に登場するのが、中澤宗幸さん。
ストラディバリウスのバイオリンドクター。
そして、被災地の木から造り上げた「Tsunamiバイオリン」
中澤さんが作ったTUNAMIビオラを皇太子殿下が弾かれたことで有名になりました。
天皇、皇后両陛下と並んで座ってる中澤さんの写真を新聞でみてビックリ!
 中澤夫妻とは、20年におよぶおつきあいをさせていただいてます。
ログに泊まってもらい、津のホールでコンサートをしていただいたこともあります。
糸川英夫先生を偲ぶ会を東京で持ったとき、渋谷の居酒屋でバイオリン弾いてくれました。
中澤きみこさん、本当に親しくしてくださる世界的なバイオリニストです。
ちなみに、居酒屋で弾いてくださったストラディバリウス、8億円!
ま、そんなことはどうでもよい。
中澤さんのスピーチの中で、
皇后陛下と話された時のこと、
「TUNAMIバイオリンは強い音がしますね。
人はあまりに深い悲しみのとき、涙は外に流れず、心の内に流れ込んでしまうのかもしれません。  音楽には、そんな涙を外に流してくれる力があるのでしょうね」
と仰ったそうです。
皇后様のピアノ伴奏できみこさんがバイオリンを弾き、
宗幸さんは天皇陛下と並んでそれを聞いたんですって。
素敵やねーーー
    宗幸さんは樹の精霊と話ができる人。
木は、そこに生えているときは木陰で旅人を休ませ、
バイオリンになって、その音色で聞く人を癒す。
  きみこさんは、聞く人の心に寄り添い作曲家の想いを届けてくれる。
 そんな二人が生み出した「震災バイオリン」
あの日を忘れずにいるためにも、何百年も弾き継がれてゆきますように。
   天に帰って日本を見守ってくださっている2万の英霊のみなさんに合掌
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