赤塚高仁ブログ

親しき仲にも仁義あり

2014.03.30

メールでのやりとりが当たり前になると、つい筆不精になります。

以前は手紙やはがきをよく書きました。

筆まめでした。

名刺交換した人すべてにはがきを書いていましたので、多い日には30枚以上、

少なくとも毎日5枚のはがきを書いていました。

年に2000枚以上のはがきを書いていましたが、昔自慢をする話じゃありません。

一通の手紙に衝撃を受けたのです。

差出人は、「やまとこころの道場 今野華都子」

 「謹啓 陽春の頃 益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。」と書き出されている便りは、それは丁寧な文字がペンでしたためられています。

「 このたびは、やまとこころの道場 の完成記念式典にご臨席賜るとともに、

あたたかいご祝辞を頂戴し、式典を盛り上げていただきましたこと、誠にありがとうございました。

無事にこの日を迎えられましたのも、ひとえに赤塚様のお力添えがあってこそと心から感謝申し上げます。

いよいよこの地から目に見えない大切なものが動き始めます。

「やまとこころの道場」は、御縁ある皆様と共につくり上げてゆく場所でございます。

また、どうぞ道場にお越しくださいませ。

ここで再びお目にかかれる日を心より楽しみにしております。

まことに略儀ではございますが、書中にてお礼のごあいさつとさせていただきます。

          敬白

平成26年3月吉日

  株式会社 アイテラス

    代表取締役 今野華都子 」

便箋の一番最後には、桜の花びらのシールが2枚・・・

あの日、どれだけの方が集われたかをワシは知っています。

華都子姉さんが分刻みのスケジュールで動かれ、ニシヘヒガシヘ待っておられる方々のところへ飛んで行かれているのも知っています。

一枚の手紙を書くのに「時間がないから、印刷しましょ。FAXしましょ。メールしましょ」と当然のように言うこともできるでしょう。

しかし、一通の手書きの礼状。

ああ、こころに染みました!!これが、やまとこころです!!!

 

メールだ、ラインだ、フェイスブックだ、と便利な世界で活字に埋もれてしまっていましたが、改めて手書き文字の持つエネルギーをしみじみ噛みしめます。

ふと思うは、天の声なり。

筆まめ、復活します。

親しき仲にも仁義ありです。

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