赤塚高仁ブログ

欠けているから個性

2014.10.27

 ポジティブシンキング、プラス発想、

そんな風にものごとをとらえることのできるときは、調子良かったりします。

調子いい時は、つい調子に乗るものです。

知らず知らずのうちに、人の心を傷つけたりもするものです。

そして、次の波が来て、マイナス思考で悩みまくるはめになります。

生きていることさえ無意味に思えてきます。

そんなときに見えてくるのが、自分の闇。

心の影。

欠点、弱点。

 

 調子に乗っている時、見逃しているのが、この欠点です。

自分の欠点は、他の誰とも違います。

他の人は、他の人で欠点があります。

見方を変えると、この欠点こそが自分の個性だと言えましょうか。

恥ずかしくない程度のものや、人並みのものなど人は覚えていません。

誰とも違う欠点を、人は覚えているものです。

その欠点こそが自分が自分である「証し」なのです。

この欠点をダメだダメだと、ジャッジして責め裁いている間は、闇の中。

欠点というダイヤモンドの原石をどうやって、カットしてエイトスターダイヤモンドに磨きあげるかが人生のだいご味なのかも知れません。

 

 長所伸展法というのが、船井幸雄さんの得意なコンサルですぐに成果が出る手法として船井総研が有名になりましたが、短所を隠したまま長所を伸ばしていってもいずれ行き詰ります。

闇の力は、おそろしく強いからです。

闇を見据えて、闇に降りて、闇の正体を見たら、それこそが自分の個性だった。

そして、その個性を強みにすることができたら、闇は光に変わります。

闇こそが、光の正体だったのです。

欠点を埋めて、人並みにしようなどと考えるから闇に呑み込まれてしまうのでしょう。

欠点を認め、ひとからうらやましがられるほどに磨いてゆく。

弱点を克服するのではなく、弱点を価値化する。

この挑戦は、ものすごく楽しいのではないでしょうか。

 

 会社でも、足りないところを、がんばって他の良くできる会社のようになろうとして成功した話を聞いたことがありません。

できないところが欠点であり弱点なのですから、それを「個性」にしてしまう。

そして、それを好きになってくれる相手と心からつきあってゆくときに、その欠点が光となり個性となって、相手に役立つ。

 

 そんな風にふと思いました。

そして、そんな風に思えるまでに55年もの年月が必要だったのだなぁとしみじみ思う、夜明け前です。

追伸です! パシフィコ横浜正式発表されました。

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