赤塚高仁ブログ

やりたくないことやってるひまはない

2018.03.16

ブルーハーツの曲の一節に、

「やりたくないことやってるヒマはねぇ~」

と、いうフレーズがありまして、
ことあるごとに頭の中でリフレインするのです。
その都度、
やりたくないことやってるのかなぁ・・・と、自分を責めたりしてきました。
本当にやりたいことをやらねば!
なんて、
力んでみたり。

 だいたい、出来ないこととやりたくないことの区別ができていないので、
できないことが目の前に来ると、やりもしないで「やりたくないこと」と言う私です。
では、
やりたいことは何なのか?
と、問いを投げかけてみると
「有名になりたい」
「作家になりたい」
「楽して儲けたい」・・・
まず、自分に都合のいいことで、
大それたことを言うのです。

「オリンピックで金メダルをとる」
「プロレスラーのような強い肉体を持つ」
「世界中を旅してまわる」
「講演して日本中をまわる」
「美女千人を家に養う」・・・つぎつぎと妄想が膨らみます。

そんなあるとき、
気まぐれな神様が、その声を聞き入れてくださり
「よしわかった、
  出版社を遣わそう
   作家になるがよい。
有名にしてやる」と、優秀で有名な編集者と出会わせくれたとしたら・・・

「いや、自分にはそんな才能はありません」
「自分なんかふさわしくない」
「とてもそんなことできるわけないでしょう」
必死になってやらなくていい理由を見つけ出すのも自分です。

やりたいはずのことが目の前に来ても、
やりたくないことやってると思っていても、
どちらにせよ、
「できない」ことは、
「やれない」のです。

私が建築会社を継いだとき、
私は建築のことがわかりませんでした。
大手ゼネコンに勤務していたといっても、営業ですからね、
住宅の建て方などわからないのです。
それから、
宅建の資格をとり、不動産の会社を興し、
建築士の資格をとり、設計事務所の看板もあげました。

あれから30年、まだ建築会社の社長をやっております。
そのかたわらで、イスラエルに18度、ペルー、インド、モロッコ・・・
世界中を旅しています。
本も8冊出版させていただきました。
私は、ライターにお願いしませんから、すべて書きおろしたものです。

いえいえ
自慢話をするわけではないのです。

「やりたくないことやってるヒマはない」
のであれば、
やりたかったことに変えてしまえばいい。

それは、
「頼まれごとは試されごと」
と、中村文昭さんが言う通り。
来たことを喜んで受ける。
返事は0.2秒で、ハイかイエス。

「 赤塚さん、よく人前で平気で喋れますね」
と、聞かれます。
平気なワケないのです、毎回。
初めて講演を頼まれたとき、何週間も前から、
ドキドキして、練習までしました。
インド旅行を話したのが初めての講演でした。
いまでもありありと覚えています。

人前で話すことは、
「やりたくないこと」でした。

そんなことやってるヒマはない!
と、うそぶいて生きることも出来たでしょう。

でも、
いまでは
講演するために生まれてきた!
と、美しい錯覚の中に入れていただいています。

ほとんどの「やりたくないこと」は、
「できないこと」
つまり、
「やったことない」こと。
だから、
やった方がいい。

私たちは、生まれて1年もの間、
自分で食糧も確保できない存在でした。
這うことも、
立つことも、
ましてや歩くことも。

生まれてきた以上、
死ぬまでしかヒマは無いのです。

泣きながら生まれてきましたが、
笑って死んでゆくために、
やりたくないことを
やりたかったこと変えて、
できないを
できるに変えて、
喜ばれる存在になりましょう。

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