赤塚高仁ブログ

一歩前へ

2017.01.02

お正月になると思い出すのが、2000年の元旦からの現場見学会。

17年も前のことになるのですか。

昨日も、住宅展示場ハウジングセンターは大勢の家族連れで賑わっていました。

初春に、マイホームの夢を家族で見るのですね。

 

「所有から使用へ」

土地を買わないで、その費用を建て物にかけることで世界標準の家に暮らしてもらいたい。

そんな願いから、定期借地権の事業化を進めていました。

1999年2月21日、わが師糸川英夫博士が昇天。

博士の人生のテーマ

「前例がないからやってみよう!」を自分の事業で実現してゆくひとつの道だと信じて取り組みました。

日本の住環境を素敵にしようと。

 

工業化製品で作られた、病気なるほど空気を汚す家ではなく、

人民服のように同じ家ではなく、

住めば住むほど元気になる、美しいデザインの家を創りたい。

 

でも、土地を借りるという発想は地方では「未常識」

だから、建てた家をみてもらおうと現場見学会を計画しました。

2000年はテイシャク元年!! お正月に家族連れて見に来てもらおう。

チラシをたくさん折り込みました。

宣伝しました、新聞記事にしてもらって。

そして迎えたお正月の現場見学会。

 

四日間で来場者、ゼロでした。

ずっとひとりで会場にいました。

あの心細い感覚は、失望ではありましたが、絶望ではありませんでした。

ただ、どうすればいいのかひたすら考えました。

一年間定期借地権のことを、日本中で誰よりも考え抜いたはずです。

 

翌年の2月、10区画の定期借地の分譲地を販売開始、

モデルハウス2棟オープン

真冬のバーベキューパティ

二日間で100組、300名の来場

ミッションヒルズ・シーサイドと名付けたその街は完売し、いまも美しく、世界標準の家に暮らしていただいています。

 

未常識を常識に変えてゆくもの、それは理屈ではなく「大きな志」と「熱」でしょうか。

 

大勢の人が違うという道をゆくのは不安があったり、恐怖があったり、疑いがあったりします。

でも、信じることです。

その道が、多くの人を照らすのだと。

人より先に見せられたヴィジョンを歩くためには、ミッションを引き受けること。

受けとめ、

受け入れ、

そして、受けて立つ。

 

さあ、新しい道をほんの少しの勇気をもって一歩前へ。

それが、日本を良くすることであり、世界の平和のための具体的な歩みなのですから。

世直しは、代なおしから!

 

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