赤塚高仁ブログ

不幸な人とは

2018.03.29

 不幸な人とは、
ひとことで言って
「不機嫌なひと」ですね。

禍福は、あざなえる縄のごとし・・・
物事は順番に起こるのです。

 潮が満ちたら引き
引いては満ちる
 
ずっと満ちっぱなしだったら街は水浸しになるし、
引きっぱなしだったら海がなくなってしまう。

良い気分、嫌な気分、いい気分、いやな気分と波のようにやってきます。
良い気分の時は、放っておいても御機嫌さんです。
ところが、
嫌な気分になったとき、
「あ、これはあのときにあれをやったからだ・・・
 あのときそれをやらなかったからだ・・・
 私はこんなに不幸なのに誰もわかってくれない・・・
 そうだ、こんな気分になるのは○○のせいだ・・・」
と、その気分をずっとつかまえてしまいます。
すると
良い気分の波が来ている間も、嫌な気分で過ごすことになります。
だから、
ずっと嫌な気分のまま。
これを不幸な人といいます。

 悟りをひらくとずっと気分よく生きることができるのだろう、
悟りをひらきたい! と願ったことがあります。
ようやくそれが間違いだったということが分かりました。
人間が生きるということは、心電図のように波動を生きるということです。
波なのです。
波の性質は、上がって下がって前に進むということなのです。
良い気分
悪い気分
上がって下がって前に進む。
これを常に意識するのです。

 イエスキリストもお釈迦さまも、人間でした。
イエスにもブッダにも、
良い気分の次に悪い気分がくるのです。
でも、それにとらわれない。
悟るというのは、
自分のことを勘定にいれなくなるということです。
苦しみとは、自分について考えることです。
だから、自分のことを考えていない間、平安が訪れます。

良い気分のときは感謝。
悪い気分がきたときに
「お、いいことが起こる前触れがきた」
と思っているうちに、
嫌な気分がどこかに行って、そのうち良い気分の波が来てというサイクルを生きるのです。

こころは
コロコロ変わるからこころ。
コロコロ変わるという心の性質を知っていれば不幸せを生きる必要などなくなりますね。

あ、
それから
不幸せなひとの共通項

ひとつ、
 いいことを聞いてもすぐやらない

ふたつ、
 疑う

みっつ、
 できない理由を言う

 これは例外なく不幸行きの特急切符のようです。

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