赤塚高仁ブログ

華都子姐さんの「古事記」

2018.03.30

 「こーじさん〜 古事記の本ができたから、
  道場に取りに来てね〜」

 超忙しいスケジュールの中で、電話をくださる姐さんです。
今野華都子先生を「姐さん」と呼ぶのも私くらいのものでしょうが、
ずーーっと昔からのご縁のようで、許してもらっております。

 華都子姐さんが、タラサ志摩の社長をしておられたときにお出会いをいただきました。
仙台までお話を聞きに行ったこともあります。
イスラエルにも2度、一緒に旅しました。
知れば知るほどとんでもなくすごい姐さんです。

ふっと、推古天皇に見えたりもする、
畏しいオーラを感じるのです。

大和魂のカタマリの方です。

 伊勢に「やまとこころの道場」を作るとき、任せていただきました。
地鎮祭のときの不思議な出来事は、一生忘れないでしょう。
ビデオに神さまが写っていたのですから!

華都子姐さんは、全国各地30箇所で「古事記」を教えておられます。
7年間で、1000人以上の受講生が生まれています。
その軌跡を一冊にまとめた

「はじめて読む人の『古事記』」
 が、致知出版から出ました!

あとがき から引用させていただきます。

「 今、なぜこれを書かせていただいたのかというと、
『古事記』と聞くと難しいと思っている方に簡単に読める本が欲しいと思ったからです。

 古来の『道』や高い精神性が失われ、『古事記』なども習わなくなり、
日本人の精神基盤となる一切が消え去りつつある今、

 自分はなんのために生まれてきたの
 どう生きたらいいのか分からない
 何をしたらいいのか分からない

と、訴える子供たちに、大人は明確に答えてあげられなくなり、
その結果、人々は地位や名誉や損得を追いかけ、
刹那的に生き、
『古事記』に書いてある私たちが受け継いだ「大和魂」という判断基準さえ見失ないつつあります。

 私たちの子どもが子育てをするとき、
これからの進路(生き方)を
決めなければならない12歳くらいまでの子と親が一緒に読んで欲しいと思って書きました。

『古事記』には日本人の考え方が物語として書いてあります。
我が国がもっている哲学や「やまとこころ」という独特の考え方の文化は、
突然生まれたものではありません。

 先の東日本大震災でも、パニックにならず、
高い精神性を発揮できたのかと問われたら、
私たちには祖先から受け継いだ、宗教を超えた
「お天道様が見ていらっしゃる」という
子どもにもわかる教えがあったからです。

 日本人の多くが持っている、目の前の現象にだけ振り回されない、
奥にある良心に従い、真心を尽くす生き方が祖先から受け継がれているのです。

 それは『古事記』の八百万の神々という自然界から学んだものでした。

日本人には「もの」「こと」すべてに神々が宿るという考え方があります。
そして人もまた自然界から生まれた敬うべき霊止(ヒト)です。

 平穏に見える日々、その中で移り変わる四季に命の無常さを感じ、
自然現象の地震も台風も火山の爆発も誰も止められないものであり、
その一方で太陽、風、水、土の大いなる力は食べ物という恵みをもたらし、
私たちを生かす表裏一体のもので、
「良し、悪し」は同じである事を体験から知っているのです。

(中略)

 この世には、悪い事をしない人も、嘘を一度もつかない立派な人もいません。
でも、地上にあるものが光の方向に伸びて行くことを、素直、自然というように、
人も明るく、清らかに生きようと努力することを
「存在が美しい」
「聖」なることといいます。

 祖先が示してくださる教えを、今、学べることが本当に嬉しいです。

理不尽なこともやがて自分の力となっていたり、
あれがあったから今これがある、過ぎてみなければ分からないことだらけですが、
「今ここ」が受け持ちの場なら「今を良いようにしていく」
それしかありません。

 すべての人が願っている「愛と平和」も遠くにあるのではなく、
自分の心を穏やかに保ち、愛の言葉や行動で現してゆくことに他ならないのです。
それを望み、
全てに願われてここに生まれてきたのです。

日本人は、世界一の精神性、誇り高いその魂を取り戻さなければなりません。

 今ならまだ間に合うことを信じて、祈りを込めて
「はじめて読む人の『古事記』」を執筆いたしました。

     平成30年3月9日
       今野華都子  」
(引用ここまで)
まったくその通りだ!
と、私は心の中で拍手喝采しました。

本文も素晴らしいのです。
ヤマト人全員に読んでもらいたい古事記です。

 やまとこころのキャンドルサービス、私も魂燃やして走る。
姐さん、素晴らしい本を書いてくださってありがとう。

 日本よ永遠なれ!と祈ります。

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