赤塚高仁ブログ

今日という日は

2018.06.01

 6月1日
赤塚建設第50期のスタートです。
会社創業が私の生まれた昭和34年ですから来年還暦。
法人化してから50年目の始まりということになります。
私が社長になって29年
いつの間にか時は過ぎますね。

 イスラエルの旅で仲良しになった本田健さんが、
旅の中でこんな話をしてくれました。

「僕、年代別の
『10代でやっておきたい17のこと』とか
20代、30代…60代とそれぞれ10万部超えるベストセラーになってますけど、
70代、80代の人たちにインタビューしてわかったのは、
結局、60代でも70代でも問題は、

「一番歳をくってしまったと感じながら、
 一番若い歳を生きているということなんです。」

これに気がついたのは、僕の講演会でした。
若者向けの講演会だったのですけど。
若者向けだったにもかかわらず、僕の講演会面白いんですね、
オブザーバー参加として、
「心が20代の人」という席を用意したんですね。
30代、40代、50代、60代、と来てました。
お互いにとっていいだろうと思って。

 その場で20代とおぼしき女性が手を挙げてこう言ったんです。
「もう、健さん、
 私、終わりです。
もう、就職もうまくいかなかったし、
やりたいと思ったこと全然できなくて、
本当はダンスとか音楽の道に進みたかったのですけど、
三流の会社に行くことになって・・・
私にはもう未来なんてありません」

 それで、僕が
「何が原因だと思いますか?」と聞くと
「年齢です。
 もう歳になってしまって」
「いくつですか?」
「23です」

すると、オブザーバー席の30代女子がマジ顔で怒ってるんですよ。
「23だなんて、お肌ツルツルじゃないの!」

なんで、お肌で問題解決するのかよぉわからのですけど、
「あなたみたいなお肌ツルツルだったら、何だってできる!!」
で、その人にマイクを渡したんですね。

「わたしなんか、もう30代後半で、
このままいったら結婚もできなさそうだし、
どうせ大した仕事もないし、23のとき健さんと出会いたかったーーー!
 わたしなんか何もできない!!」
と、泣きそうになってるんです。
そうしたら、50代とおぼしき人がマイクを奪うようにして、

「30代でしょ、あなたね、
 40代を超えてね50代からが勝負よ!
 でもね、最近腰が痛くて膝が痛くて・・・」
すると、70代の人が

「50代で膝が痛いってあなた、
 70になるとね・・・」

結局、80代の人はいませんでしたが、
もしいらっしゃったら、70で歳なんて、
何言ってんのよ!と言ったことでしょう。

 要するに、みなさんがいくつであろうと、
今が一番若いんです、
みなさんの人生で一番今が若いんです。

年齢というのは不思議なところがありまして、
一番歳くった状態でもあるんですよ。
だから、
33の人は、20代から比べるとメッチャ歳食っちゃったんですよ。
でも、43になる自分から比べたら若いんです。
だから、
一番歳食った状態と、
一番若い状態の間で生活しているということです。」

健さんの話に笑いながら、
深くうなずきましたよ。

 今日という日は、人生で一番長く生きてきた日であり、
残りの人生で一番若い日でもあります。

老いたと愚痴ることも自由、
まだまだと
意気揚々と走ることも自由
どうせなら明日に向かって走りたい。
せっかく生きているのだから。
二度とない人生なのだから。

 

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