赤塚高仁ブログ

好奇心

2018.01.25

仕事を終えて家に帰ろう、
机の上を片付けていると電話が鳴りました。

家の注文だったらいいな!
電話をとったら男の人の声で、とある大手の出版社の名前を告げました。
誰もが知っている有名な会社です。

「糸川英夫さんのことを本にしようと思っているのですが、イトカワさんのことを知っている人がいないだろうかと探していたら、アカツカさんのブログにたどり着いたのです」

隼戦闘機の設計士、ロケットの開発者、逆転の発想の著書・・・様々な顔をもつ糸川英夫の本質に迫りたい、というようなことを言われました。
イトカワ先生が知られてゆくのは嬉しいこと。
いくらでもお手伝いさせていただきます、と電話を切りました。

糸川先生との思い出が走馬灯のように蘇ってきました。
ちぎれながら溢れてくるいくつもの場面。
側にいさせてもらった10年は宝物です。

そしてどの場面でも必ず糸川先生の少年のような瞳が思い出されるのです。
最後の最後までその瞳は変わることがありませんでした。
「好奇心」
それこそ人にとって最も重要な心だよ、と先生からのメッセージが届いた気がします。

忘れずにいたいものです。

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