赤塚高仁ブログ

病院好きな人々

2020.02.29

 うちの会社にいた女性で、
具合が少し悪くなると、すぐに病院に行く人がいました。
TVで病気の番組があると、
すすんで見ては、病院にいって診断してもらっていました。
そして、
たくさんの薬を出してもらって、
袋いっぱいカバンに詰めて出社していました。

 病気が好きなのだなぁと思いました。
病院に行くのが好きだから、病院に行くのですね。

病院で病気だと言われなければ、病気になって
病名がついたとき、人は病気になります。

 病院に行って、診断してもらって病名を聞いて薬をいっぱいもらって、
不安になることがどうして好きなのかわかりませんが、
諸外国に比べて、
保険が適用されるから病院に気軽に行く傾向がありますね。

 時間に余裕のあるお年寄りの社交場のような、
病院の待合室です。

私は、長いこと病院に行ったことがありませんから、
病気にもなったことがありません。

 病院にもいかず、
なんか具合が悪いなぁと思いつつ、
年寄りになって、ひょんと死んで行けたら嬉しいと思います。

元の場所にひとりで帰ってゆくことが死ぬということなら、
こころおきなくその日まで、ライフワークを喜んで生きます。

コロナウイルスの検査をしてください、
検査をしてくださいと病気になりたくて仕方がない人たちが、
平安に暮らしてくださいますようにと祈ります。
そして、
流行に乗り遅れまいと、
必死に不安をあおるメディアを、
すこし冷めた目で見てほしいものだと思うのです。

 新聞で信じていいのは日付だけです。

 

PAGE TOP