赤塚高仁ブログ

長崎の寺子屋

2018.11.20

いつも思うのですが、人と人との出逢いやつながりは、
いきさつを超えた目に見えない大きな力が背後にはたらいて、
自分の願いを超えて運ばれてくるようにも思えるのです。
長崎からは、インスピレーションを受けることが多いです。
佐世保〜諫早〜大村と動いています。

1年前の今頃、大村から一通のお便りをいただきました。

「前略、はじめてお便りをさせていただきます。
小生は大村市内で修身教育を行って居ります、寺井一郎と申します。
 本日ネットを見ているときに、偶々貴大兄の記事を拝見し、
大村でご執筆なさっていらっしゃったと云うことも何かのご縁かと存じ、
非礼を顧みずお便り致した次第でございます。
 教育勅語への熱い想いを先週TVで語ったばかりでしたので、
記事を拝見しながら大変勇気と励ましを受けることができました。
 同封の資料は先日できたばかりのものでございます。
ご笑覧頂ければ幸甚に存じます。」

 確かに「ヤマト人への福音・教育勅語という福音」の最後の章とあとがきを、大村のビジネスホテルで書きました。
仕事で出かけたあと、始発の飛行機までの時間、
寝ないで書きました。
私はそのことをブログに書きました。
それをお読みくださり、大村の方がお便りを下さったのでした。
そこに小冊子、
「教育勅語に学ぶ」が同封されていたのです。

拝読し、胸の奥の方に熱い想いが湧き上がってくるのを禁じ得ませんでした。
素晴らしい小冊子です。
これまで教育勅語の本はたくさん読みましたし、
自分でも書いたからわかります。
単に知識として知っているだけでは書けません。
やまとのこころを魂に燃やし、明治天皇の御心につながらなければ決して書けません。

序文を紹介させていただきます。

(引用ここから)
「 私が『教育勅語』を初めて知ったのは今から12年ほど前になります。
そしてそれを子供たちと共に拝誦するようになったのは6年前です。
更に深く学び始めたのは3年前になりますので、未だ初心者のような者です。
昨年森友学園問題がテレビを賑わすようになり、「教育勅語」が俄かに話題となり始めました。
そこで益々研究を深めるうちに、お話する機会も徐々に増えていきました。

 私の拝誦する「教育勅語」をお聴きくださって涙を流された方が、今までに3名いらっしゃいます。
30代、50代、70代の方々です。
皆さん全文をお聴きになったのは初めてにも拘わらず、内容をご説明する前に感極まってしまう方もいらっしゃいます。
まさに言霊のなせる業とも言うのでしょうか、そのような場面に接するたびに、
一人でも多くの方に「教育勅語」をお伝えしていくことの重要性を痛感しております。

 私はこの「教育勅語」は国宝、否、世界文化遺産に匹敵するものと、
心底思うようになって参りました。
なぜなら、「教育勅語」の中にも記されているように、
この訓えは古今東西に通じる普遍性をもつ「真理」であると感じるからであります。

 「教育勅語」が渙発された当時と現在の国情は大変似通っております。
祖国に誇りを持てないような教育、祖国を愛せない教育では真の意味の国際人は育ちません。
我々日本人が「教育勅語」をしっかりと学び、理解し、実践してゆくことは、日本国のみならず、混迷を深める不安定な国際社会に対しても、大変大きな貢献ができるものと確信しております。
 
 そこで私は先ず日本人のみなさんに、この世に燦然と輝く我が国の至宝ともいうべき「教育勅語」を語り続けていきたいと思うのであります。
浅学菲才に加え、誠に稚拙な文章ではございますが、せめて小生の熱い思いだけでもお伝えできればと考え、恥を忍んで纏めることと致しました。
暫くお付き合いいただきますようよろしくお願い申し上げます。」(引用ここまで)

 「修身講義録」という一冊の書物に込められた熱に導かれて大村まで来ました。

 「修身講義録」のページを開くと、
推薦の言葉がありました。
なんと! 鍵山秀三郎さんです。

 「本書は、戦後失われた日本の美徳を、懇切丁寧に、そして大変熱い思いを込めて語られた講義が30話綴られております。
 我が国の来歴、国体、偉人の遺徳、天皇陛下のシラス国家、日本の文化伝統、世界への大貢献、由緒ある国旗国歌、大和魂・大和撫子、祝日の由来、祈りと感謝、様々な記念日等々が網羅されていて大変為になりました。
 また塾生さん達の疑問や質問が実に的を射ていて、これも誠に痛快であります。
特に塾生さんたちが怒り出すシーンが度々目に浮かびましたが、これなどは、
とても大事なことと感じました。
 
 マザーテレサ女史が仰っていた言葉に、
「愛の反対は憎しみではなく、無関心である」とあるのを思い出しました。
戦後の人たちは、自分の生まれ育った祖国日本に対して、あまりにも無関心で過ごしてきました。
その為、国家や先人に感謝の念も湧いてこず、怒るべき時に怒る事すらできなくなってしまいました。
 
 塾生さん達の心はまだ純粋ですので、とても率直で正直な感情として怒りを表しています。
読者の皆さんも恐らく目を覚ますのではないかと思います。
 塾生さんたちは寺井先生から、日頃日本の文化や来歴などのお話をよく聴いているからこそ、義憤としての「怒り」がこみ上げてくるのでしょう。

 私は永いことトイレの便器と向き合って参りましたが、
腰を下ろし、膝をつき、素手で雑巾を持ち、ひたすら磨くことで、新たな汚れに気づいたり、また綺麗になった便器の輝きに、自らの心を映し出して参りました。
 これと同様に、教育、或いは子育ての要諦とは、日本に根を下ろし、膝をつき、両手を合わせ、何ごとにも感謝することの大切さを教えることだと痛感しました。

 学校での成績や各種資格の取得が大事なことは言うまでもありません。
しかし、知識や技術は人格には及びません。
本書が青少年の人格陶冶に大いに役立つことを確信し、
一人でも多くの方に本書をお読みいただきたいと願っております。

 日本を美しくする会 相談役
 株式会社イエローハット創業者
鍵山秀三郎 」

念願の寺井先生の寺子屋に今日参加させていただけます。
運命は出会いによって変えられてゆきます。

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