赤塚高仁ブログ

2月になれば

2018.02.01

劇的な1月の終わり、
156年に一度というスーパームーンの皆既月食。
古来ヤマトの民は月蝕は忌むべきものとして、
ミカドも簾を下ろして避けたといわれる。
それでも、
見たい私は、伊勢湾までいって赤く色を変えた月を眺めていました。

伊勢に小さな料理屋さんがあります。
皇室御用達のお店で修行した若き店主と、
烏骨鶏や名古屋コーチンを飼ったり、
自家製のレモンや無農薬野菜を作るお母さんと二人で切り盛りする可愛いお店です。

美味しいもの食べるの大好きな島村不二夫さんを連れて行きたくてならないお店でした。
不二夫さんはどんなに喜んで食べてくれるだろうか、
そんなこと思ってばかりいました。

不二夫さんが亡くなってから、
どこか心の中穴が開いてしまったようで、
ずっと風が吹いています。
講演には必ず駆けつけてくれた不二夫さん。
いつも入り口近くに座って、後ろから会場を見渡してくれていました。
だから、今でも講演で壇上に上がり不二夫さんを探してしまいます。

「そうか、もう不二夫さんはいないのか」
と思うと講演始まっていないのに泣きそうな気持ちになることもあります。

さて、伊勢の小さな料理屋さんは1月いっぱいで閉めて、3月から新店舗でスタートすることになりました。
もう一人の不二夫さん、島村みどりさんを和歌山から呼び出して一緒に小さな料理屋さんに行きました。
いつものように2組の夫婦です。
ちゃんと不二夫さんの声、聞こえました。
ずっとご機嫌でした。
出逢って10年以上になりますが、不二夫さんはいつも機嫌が良い。
怒ってても機嫌がいい。

私はお酒を飲まないで、運転手。
いつも不二夫さんがそうしてくれたように。

欠けてゆく月
そして満ちる月

でもそれは現れにしか過ぎない。
月の実体は何も変わりはしない。

空に浮かぶ天体ショーを観て、小さな自分、
でも宇宙をも包み込む大きな心
思っていました。

みどりさんと寛子さんはログに泊まり
私は帰ってメルマガを書いて寝ました。
今夜リリースするメルマガのタイトルは

「死者を背負う」です。

たった1日ですが、大きな違いがあるように感じます。
2月になれば動く。
雪の下で眠るタネたちも、もうすぐくる春を知っています。

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