赤塚高仁ブログ

やればできる

2015.09.08

 広島講演の前にホテルでチェックインして、ふっと横を見ると・・・どこかでみた顔・・・

あ、カープの黒田投手。
男気!が服を着て歩いていました。
ええ顔でした、エネルギーが満ち満ちた。
 ところで、野球を見ているとき、つい
「こら〜なにバント失敗してるんや、プロのくせに!
そんなもんjワシかてできるわ」
などと言ってしまったこと、ありませんか?
相手のピッチャーもプロのなのです。
甲子園に出るなんて当たり前のレベルの人たちが、技を磨きに磨いて集っている世界です。
素人ができるわけないのであります、ホンマに。
「そんなん、ワシかてできるわ」
って、できるわけないのであります。
いや、やってやれないことはない。
やらずにできるわけがない。
と、言いたいアタマの中の声が問題なのでしょう。
「そんなことぐらい、私はできる」
「やればできる」
「そう、私は何でもやればできるけど・・・
  やらないだけ」
「本なんかいつでも書ける」
と、言いながら死んでいった友があります。
もちろん、一冊の本も残さずに。
 「大手企業なんて入るのは自由を失うだけ、人間らしさをなくしてまで生きてても仕方ない」
と、言いながらフリーターをしている40歳。
いつでもサラリーマンなんてできる、と言いつつ一度も就職したことありません。
本当は、できないのです。
「君はやったらできる子だから、東大でも京大でも入れるよ」と私に言った高校の担任。
ごめんなさい。私、やりませんでしたし、やれませんでした。
浪人して私大に入るのがやっとの男でした。
やったらできる、と言っていいのは、やった人だけです。
「自分が本気出したら、そんなん簡単や。」
と言っておきたいのでしょうね。
「できない自分」と出会うのが怖いから。
もし、やって、ダメだったら幻想の自分が崩壊してしまうから。
 さあ、そろそろ終わりにしよう。
ありもしない幻想の自分に期待するのは。
等身大の自分を見て、隠している闇も見据えて、許して、
黒田投手と対決するなら素振りを始める。
本を書くなら最初の一行をを書き始める。
世界一周したいなら、荷物をまとめて旅にでる。
 今すぐ本気出そ。
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