赤塚高仁ブログ

伊勢の風を感じるとき

2012.05.19

 ワシの親友で、修養団の寺岡賢という男前がいます

今日は、彼の講演会が東京、代々木の修養団本部で300人もの聴衆を集めて開催されます。

ワシは、歯科医・・・ちゃう、視界・・これ、 司会を頼まれて、彼の講演前に出ます。

2時間の講演ですから、ワシが3分くらい・・・賢さんに残して、能書きたれてこようかしら

 

 日本とイスラエルの架け橋となって、天に帰ってゆかれたロケット博士、糸川英夫先生は、

「日本が真に仲良くし、学ぶべき国はイスラエルである。」と言い続けられました。

その縁あって、ワシはイスラエルをこれまで11回訪ねています。

 

 イスラエルと言う国は、2000年前にローマによって滅ぼされました。

ユダヤ人は、流浪の民となって、世界各地に散らされたのです。

しかし、1948年5月14日 イスラエル国は再び建国宣言をし、ユダヤ人国家ができました。

人類史上、類をみない奇跡といえましょうか。

 

 ユダヤ人の友人は、ワシにこう言います。

「民族の歴史を忘れた民族は、必ず滅びる。」と

 

 あるとき、日本にきたヘブライ大学の教授を伊勢神宮に案内した時のこと。

彼は、敬虔なユダヤ教徒でもありました。

神宮の御敷地を歩いていると、彼はこう言いました

「我々は、エルサレムの神殿に行くが、そこは西の壁(嘆きの壁)だけが発掘された、遺跡だ。

しかし、この伊勢の宮は今も生きている神の宮ではないか。

日本人は、無宗教で信仰をもたない民族だと思ってきたが、それは違うとわかった。

2000年も生き続ける宮を持つ、本当の信仰が日本にあった。」と、涙を流されました。

 

  魚に水が見えないように、

    鳥に空気が見えないように

      日本人に日本が見えないのかも知れません。

 

あまりに当たり前すぎて、感謝不足になる時、ワシらは大切なことを忘れてしまいます。

 

今日の寺岡賢さんの講演会、聞きに来られたおひとりお一人の心に伊勢の風が吹きますように。

そして、日本人としてのスイッチが、オンになりますようにと祈ります。

 

 

 

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