赤塚高仁ブログ

バランスの法則

2016.07.31

 8月になりました。

朔日参り、伊勢神宮に行ってきます。
昨日、今日と続けての正式参拝です。
きっと必要なことなのでしょうね。
さて、
ひとりさん通信から「バランスの法則」という話を紹介します。

「さて、いまからお話しすることは、
あなたが成功を続けるために、とても大切なことです。
 数年前に、ある女子のマラソンランナーがオリンピックで金メダルをとりました。
この選手はすごくがんばって、努力して、金メダルをとったんです。
すると日本中で、彼女のことが話題になりました。
マスコミは
「国民的ヒロインだ」とか
「スポーツ界の救世主」だ、みたいな報道をしてみんなで彼女の活躍を喜んだんだよね。
ところがここまではよかったんですが、
その後、彼女に対してものすごいバッシングが始まったのです。
 彼女の言動を「生意気だ」って言ったり、
周囲の人との確執を噂したり、
「なんでここまでたたかれなきゃいけないの?」っていうくらい、
それはひどいバッシングでした。
でも、よく考えてみると・・・彼女はただ「マラソンが速い」ってだけなんです。
「国民的ヒロインだ」とか
「スポーツ界の救世主」と言ったのは、本人ではなくまわりの人なんだよね。
彼女のように、何かのジャンルで活躍して、
急に有名になると、自分の実力以上にまわりの人から「すごい!」って
思われちゃうことがあります。
例えば「100のもの」が150や200ぐらいに世間で評価されちゃうことがある。
さて、ここからが大事なんだけど、
そうなってしまうと、ある「宇宙の法則」が働きます。
どんな法則かっていうと・・・
その人の「本当の実力」のところまで戻そうとする力が働くんです。
 これを「バランスの法則」と言います。
言ってみれば、振り子がギリギリまで降りすぎちゃうと、
もとの場所に戻ろうとするよね。
あのような感じに似ています。
 人って出世すると「ねたみ」や「そねみ」が必ずあるように言われています。
でも、そうではなくて、本当は「バランスの法則」が働いているだけなんです。
この法則を知っていると、何かで成功してうんと周囲にほめられたとき、
「あ、このままだとバランスの法則がはたらいて、戻そうとする力がくるな・・・」
と気づくことができる。
この気づきが、その後の人生を左右するんです。
 では、どうすれば非難やバッシングを回避できるでしょう?
まわりの人に「すごいですね!」と言われたら、
「いえいえ、たまたまうまくいっただけなんです」
「みなさんのおかげなんです」
「一所懸命やってたらうまくいっちゃって、運が良かったです」
とか、そういうふうに言うんです。
「私も大変だったけど、いろいろがんばったんです」
なんて、ホントのことでも言っちゃダメ。
 あくまでも「周囲のおかげです」とか、
「運がよかったんです」と言っておいて、急激に持ち上げようとする力をなだめて、
バランスを自分でとるわけです。
ちなみに、私が納税日本一になったときも、おかげさまでそんなにバッシングを受けないで済みました。
 あなたも何かで突然、成功したら、言動に工夫して、
自分で自分のバランスをとるようにしてください。
有名になって、高いところにいけたからといって、ついはしゃいでしまって、
いい気になっていると落っこって怪我をするよ。
 ほめられすぎたら、
「これは『実力』なんかじゃなく、『運』ですから。
たまたまうまくいったくらいで、あんまりほめないでくださいね」って感じで言ったらどうでしょう。
そうやって
「私はそんなに大したものではありません」と相手に言って、
バランスをとっておくことが、実は、成功をずっと続けていくコツなんです」
(引用ここまで)
深いメッセージですね。
さすが、ひとりさん。
しみじみ考えさせられるし、西洋型の成功哲学と日本の成功法則はちがうと思えます。
魂レベルでは、ヤマト人ははるかに西洋人よりも高いのです。
でも、この世のパワーが西洋型に傾いているので、
向こうのが上だと思ってしまいがちです。
 私も、成功哲学というものことごとく勉強しました。
しかし、
「思いを受け取る力」
「惻隠の情」
「言わずもがな」
言動の裏側を読み取りながら生きてきた民族です、ヤマト人は。
言わなければわからない、
言われないことはなかったこと、といった単純なものではありません。
多種の民族間では、言語が大切なコミニュケーションですが、
ヤマト人同士では、心の機微こそ最も大切なものです。
自分さておき、人さまのため。
これこそが、やまとこころの真髄ではないでしょうか。
バランス取りながら、
学びながら、魂の向上をしてゆきましょう。
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