赤塚高仁ブログ

ひとそれぞれ違うのです

2013.02.27

  ワシは、気がついたら 軟調・・・ちゃう・・ 難聴でした。

サラリーマン時代、営業でしたので、ときとして重要な話の場に立ち会うことがありました。

何故か、人は大事な話になると声を潜めます。

そんなときワシは大抵 「は?」と聞き返してしまいます。

すると上司は、にらみ小突きます。 

 「こら、 あんなと聞き返すヤツがあるか。 医者行って耳垢とってもらえ!」

で、四国で耳鼻科へ行ったら 「 人の声の周波数が聞こえてません、中等度の難聴です」 やて

「なんでこんなになるまで、放っておいたのですか 」 と言われてもねぇ

 大体、人がどれくらい聞こえてるかなんて比べられないし、自分の聞こえてる世界が全てでしょうが。

 

 津に帰ってから一年くらい手話の教室も通いました。

そこでも、いろんな人に出会いました。

御夫婦とも耳の聞こえない方、 子供の参観日に音楽の授業でのこと。

子供の歌を聞いた友達が、「あなたのお嬢さんとてもきれいな声ね」と手話で教えてくれたそうです。

家に帰って、泣いたって。

「友達には娘の唄が聞こえるのに、私には娘の歌声がわからない」 ・・・手話でのやり取りでしたが、胸に残っています。

みんなそれぞれ違うのです。

いまある全てを使って、いまを喜んで生き切る世界にいたいものです。

今では、補聴器を両耳に使って日常生活を送らせていただいております。 

 

  先日、神様が宿る家、認定試験の時、試験中だというのに澤田先生が なんだかんんだ と話しかけてくださいます。

ワシは、一度落第しておりますゆえ、今度ばかりは落ちるわけにはまいりません。

それにしても気が散ります。

両耳の補聴器のスイッチをオフにいたしますと、最幸の耳栓となるのでございます。

 便利な耳を与えてくださいました、神様を賛美します。

 

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