赤塚高仁ブログ

アマテラスとスサノオ

2013.04.21

<須賀の地に到りまして詔りたまはく、「吾ここに来て、我が御心すがすがし」。

宮を作りて坐しき。そこは今に須賀という。

 

八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に

八重垣作る その八重垣を  >

 

乱暴者のスサノオは、高天原から追放され出雲に降り立ち、ヤマタノオロチを退治して心優しき英雄となりました。

母の愛情を知らずに育ち乱暴になったけれども、様々な経験をつみ精神的な成長をとげ、ヤマタノオロチから出てきた剣を姉のアマテラスに献上し、和解した物語が古事記に書かれています。

我が国で初めて詠まれた「八重垣」の歌もスサノオの歌い上げたものです。

聖書も古事記も人としてもっとも大事な「魂」の物語ですが、カタチのない「魂」なるものは言葉にすることができません。

だから、イエスも仏陀も一切言葉を書き残していません。

魂を知らない弟子たちが書いたものを有難がっているだけでは、本当のことはわかりません。

「魂について」書かれたものを読んで、数え切れない解釈が生まれ、とってもシンプルなことから遠ざかっていったのでしょうか。

 

  わが師匠と魂の姉ちゃん・今野華都子姉との3時間半にわたるセッションに同席し、ワシは魂ふるえました。

実際のところは、紹介して大丈夫だろうかという本心がありました。

見えないもの、神様、天皇陛下・・・華都子姉さんに失礼なこと言ったりしないだろうか・・心配もありました。

だから、前もって何時間もの時間をとってもらい、かつこ姉さんに澤田さんのこと話しました。

そして、いまは乱暴なところがあるけれど、祖国日本のために大きな働きをされる魂だとワシが信じてることも言いました。

 

 そしたら、姉さんはひとこと 「魂くるしんだね。 会わなくても澤田さんのこと、分かってるよ。 この世の力は私には通用しないよ。

 彼は、表面は繕うけど、彼も本質を求めて変わりたいんだよ」って

 

 ひとり変わる

       世界が変わる

 

 

  華都子姉ちゃんのブログより

 【ひとりの目覚めがすべての悟りにつながる瞬間】

その男は手相を見ながらため息をひとつ
不幸の訳を運命線の中に探していた
...
自分の存在に対する言いようの無い不安を消せないでいた

揺るぎない大きな岩と思っていた父の自死
どこにそんな危うさを抱えていたのか気付きもしなかった後悔

ここを一生懸命生きていたら幸せになるはずだった
それが目の前で崩れていった

男はこれまでの生き方を思ってみた

本当は勇気なんて欠片もない弱虫だったが
人に見下される前に見下して弱虫を隠した

思えばぞんざいな言葉のナイフをちらつかせ
大きな態度でガキ大将ぶった小心者だった

お金持ちになれば安定を得られるはずと思って
裕福を追いかけついに手に入れた

名声が自分を高みに押し上げてくれると信じ
尊敬を得ようと部下と仲間を金で囲った

出会った人は仲間入りさせるか敵に回すかどちらかしかなかった
どちらかか分からないものは安心出来なかった

気づかれないように心遣いをし 兄貴ぶってええかっっこし
尊敬されているはずだった愛されているはずだった

ついて来てくれるはずだった
信じて貰っているはずだった

何を追いかけ 何を信じて行った良いのか…
この先 どう生きたら良いのか

今更 良い子ぶった生き方なんて似合わないし
演りたくも無い 人と違うと誇っていた
今までの自分を否定するようで…

その時が来たら死ぬ事は構わないが
納得して死にたい

だから納得して生きたいと
初めて真剣に思った
覚醒が芽ぶいた

種が時節を待ち スイッチが入った
硬い殻の中で変化が起き始めた

男は自制が利かない心のゾワゾワ感にただならぬものを感じた
手を挙げ 教えてほしいと見えぬもの に祈った

「すみませんでした」誰に向けた言葉か
分からなかったが小さな声ではっきりと声に出した。

口元に皮肉笑い、タバコで煤けた肌、悪ぶった横柄な態度がスルスルと剥がれ落ち

其処には真摯な目をした 少年がいた
素直な産まれたての赤子のようでもあった

50年の時を経て芽吹いた種

母の愛を知らないで育った自分が不幸だと思っていた
そこが不幸の根っこで変えられないと思っていた

硬い 殻

父は厳しさの中に期待を表現していたと今なら分かった
しっかり歩んで欲しかった思いは温かさだった

亡くなって初めて愛と言う言葉を理解させてもらった
緩めた心に差す光が希望や清らかさ注ぎ込んだ

自分の中にあったのだった 求めていたものは
自分が他人求めて自分に与えていないものだった

湧き上がる崇高なものに跪き
ここに存在する感謝の意味を初めて解した

男はただ涙しながら立ち尽くした
雲間から太陽の光が四方に放たれ

愛が光が自分にも惜しみなく注がれ
生かされている事を知った

あの苦しんだ時間がサナギの時
細胞が入れ替わり今 誕生

覚醒の一歩を歩む
この世はあなたの思いで創られていく

変わったという言葉にうろたえるな

今まで傷つけた分
うんと優しくなれ自分にも他人にも

本当の愛を全身で感じ
笑顔で言葉で行動で溢れさせよ

弱虫になったのではない、
本当の強さを手に入れるのだ

羽を持ち軽やかに優しく生きて
本当の愛を分かち合い幸せになれ

いまのあなたの涙と笑顔を見てもらえ
あなたの中に生きている父に

ありがとうと言える今なら」

 

  魂込めた家づくり

  神様が宿る家

ワシらの願い以上に、天からの願いを感じてならないこのごろです。

アマテラスの護る、豊芦原の国、 日本よ永遠なれと祈ります。

 

  

PAGE TOP