赤塚高仁ブログ

よき友

2014.05.18

  糸川英夫博士は、いつもこう言われていました。

「人生で大切な宝が二つある。
        一つはよき友
        そして、もう一つは逆境である」と
  下呂に今野華都子姉さんの弟子の洋子さんがいます。
今から8年前に伊勢で出会いました。
京都のデミチ雅明さんと二人で立ち上げた
「神話を体感する会」の第一回目のことでした。
下呂からきておられた洋子さんは、キラキラ輝く笑顔で
「下呂でお話ししてください!」
あいまいな返事をしつつ時が過ぎていきましたが、
結局翌年の夏、下呂を訪ねることになりました。
一度が二度、またその翌月 と毎月往復500キロ
なんと三年間通うことになるとは、その時は知る由もなかったのですが。
知らない町が、いつしか懐かしいもうひとつの故郷のように思えるようになってゆきました。
下呂で神話のこと、ヤマトのこと、聖書のこと、毎月二時間、三時間と届けにいかせてもらいました。
待っていてくれる人がいる、聞いてくれる人がいる。
なんと幸せなことでしょうか。
遠いはずの道のりも、いつしかとても近くに感じるようになりました。
  下呂の仲間たちのつながりも、本当の兄弟のように深い愛情で結ばれて、みんなが助け合い、苦しいところも通ってこられました。
逆境を宝としてきたみんなです。
そんな歴史が顔に現れ、素敵な顔の仲間たちのこと、ワシは誇りに思います。
 週末、久しぶりに下呂で聖書講義をさせていただきました。
聖書をこの人たちのために伝えたい!という願いが、ワシに聖書を学ばせてくれたのだなぁと気づきました。
知らない人にどう伝えたらいいのか?と工夫した日々が、ワシに伝える力を与えてくれたのだと思えました。
洋子さんが、探し見つけ出してくれたからですね。
心どこかで、教えてあげている、行ってあげているという気持ちがあったようです。  とんでもない錯覚でした。
育ててもらったのは、ワシのほうでした。
  夜中に帰る道、ことばにならない暖かな気持ちが湧いてきました。
糸川先生の言葉が、また深く心に染みるのです。
よき友は、人生の宝ですね。
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