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世界標準の家を目指し、試行錯誤を続けながら街づくりに挑戦しました。
シャロームタウン(平安の街)と名付けられた街には、素晴らしい人たちが集ってくださり、子どもが生まれ、そして子どもが育ち住まう方々の人生を支えてきました。
しかし、所有権分譲の限界を感じたのも事実です。
土地を買わないければ家は建てられない。
だから、高い土地の代金を支払った「残り」が建物にかけられるコストとなります。
「残り」の限られた資金の中でどうすれば、思い通りの家が手に入るだろうか・・・
その中での精一杯の街づくりでしたが、世界標準の住環境の実現のためには、
「逆転の発想」が必要でした。
それが、
土地を買わずに家を建てる。
新しい価値の創造、「定期借地権による夢の創造」だったのです。
 大都市圏ではブームになった、定期借地権事業ですが地方ではほとんど誰も取り組もうとしませんでした。
高くて買えない住宅が、借地をすることによって手が届く。
それが都会で定期借地の受け入れられた理由でしたが、地方では少しがんばれば買えるわけですから新しいことを取り入れようとする人が少ないのもうなづけます。
ですから、大手ハウスメーカーは軒並み地方での定期借地権事業から撤退しました。
 しかし、逆転の発想です。
同じものを5割安くするのではない、
同じ値段で2倍グレードの高いものを手に入れてもらう。そして、米国のデザイナーに設計を依頼し、アメリカンハウスの3大特徴を盛り込んだ新しい街を生み出してきました。
 
1999年が、赤塚建設の定期借地権事業、元年となりました。

レビ記25章 
「主はシナイ山で、モーセに言われた、
『イスラエルの人々に言いなさい、「私が与える地にあなたがたが入ったときは、その地にも、主に向かって安息を守らせなければならない。
・・・あなたは安息の年を7たび、すなわち7年を7回数えなければならない。
安息の年7たびの年数は49年である。
・・・その50年目を聖別して、国中のすべての住民に自由をふれ示さなければならない。
この年はあなたがたにはヨベルの年であって、あなたがたは、おのおのその家族に帰らなければならない・・・」
 
定期借地権の期間がどうして50年となったのか、法律を起草した東大名誉教授の稲本洋之助先生に聞いたことがあります。
こう話してくださいました。
この法律を作るとき、貸す側と借りる側、双方にアンケートをとったそうです。
すると、50年という期間は貸す側からは長すぎる。
借りる側からは、短いという意見が圧倒的で、真っ二つに分かれたそうです。
法律の世界では、真反対の意見に割れたとき「公平」と判断するそうなのです。
それで、期間は50年以上と定めたと教えていただきました。
 
 クリスチャンではありませんが、人類に4000年も伝えられてきた智慧の書として聖書を読んできました。
その中に、まさに定期借地権のことだと思わされる記述をみつけ、鳥肌が立つような、背中に電気が走るような、そんな思いをしたことを昨日のことのように思い出します。
 
天が願っている仕事なのかもしれない。
土地は、人がこの世に生まれる前から存在していました。
その土地を「所有する」という錯覚から解放され、「使わせていただく」という新しい視座に立ったとき、人は真の豊かさを手にするのかも知れません。
 
 誰もやらなくても、私たちがやる
 
日本の住宅が、「産業」から「文化」に戻るために、土地にかけるコストを住宅に回すこと。
部材のコストダウンなど、たかが知れています。
それよりも、新しい価値の創造。
 
 そのチャレンジの場が、「ヨベルタウン」なのです。


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