赤塚高仁ブログ

アウシュヴィッツ

2017.09.26

 糸川英夫博士が最晩年に願ったことは、
「日本を当たり前の国にしたい」ということでした。
それは、
祖国を愛する人が肩身の狭い思いをすることの理不尽さをなくし、
親を大切にし、
家族を愛し、
地域を愛し、
国を誇りに思う気持ちを誰もが持てる国にしたいということでした。

 世界中でどこの国に行っても当たり前のそんなことが、
日本では、
「国を愛する」と言っただけで、「右翼だ」「おかしい」と言われます。

「隼戦闘機」を設計し、「ペンシルロケット」を開発した天才科学者が最晩年に取り組んだのが、
「日本とイスラエルを結ぶ」道を作ることでした。

「日本とイスラエルが手を結び、世界が平安に導かれる」

これが糸川英夫の預言でした。
だから、それを受け継いで私は30年間、イスラエルへ心ある日本人をお連れしています。

イスラエルは、西暦73年地上から消えました。
しかし、1948年5月14日再びユダヤ人国家が建国されたのです。
これは、人類史の奇跡でしょう。
その奇跡を為さしめたのは、民族の歴史を失わなかったユダヤ人の国を思う心なのです。
「聖書」を生んだユダヤ民族です。
私は、その秘訣を知るために聖書を学んできました。

「当たり前」の反対が「ありがとう」です。

国があるのが当たり前だと思うとき、
国家に対する感謝は生まれません。
国がなくなったらどうなるかということを教えてくれたのが、
ユダヤの民です。
そのことを舩井勝仁氏と本にします。
ホロコーストという重いテーマですが、一人でも多くの日本人に読んでもらえるよう、
思いを込めて書きます。

2677年建国以来一度も途切れることなく続く皇国日本。
世界のすべてが尊敬する国を、自国民が愛さないという驚くべき現実。

当たり前を当たり前にし、
国を大切にする心、取り戻したい。

 糸川英夫が生前、必ず訪ねなさいと言っていたアウシュヴィッツ。
国を失くした民からのメッセージ、
魂で受け止めて参ります。
時が満ちたようです。

 行ってまいります。

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